2019年4月7日日曜日

もし、ホンダS660を買ったら? S660の良さを考えてみる

今のところ一番好きなクルマはもちろん愛車のアイですが、その次に好きなクルマは、パジェロミニとホンダのS660です。

アイの誇る理想的な重量バランス、前45:後ろ55を実現する原動力の一つ「燃料タンクのセンター配置」はホンダ特許だったりするので、ホンダの軽自動車ピュアスポーツ「S660」は、アイ好きから見ても非常に気になる存在です。

S660も欲しいので、S660を買おうとしたら・・・という視点で色々考えてみたいと思います。


■走りは万全!!

アイの設計は、2006年生まれの軽自動車としては(思想的には)オーパーツと言って良いものです。

結局はあまりの高コストゆえに断念されたものの、当時のアイは、いずれ三菱全車のベースにする見込みがあったため、たったの一車種に投入するにしては、絶対にありえない専用設計の塊になっています。

エンジンはミッドシップ専用(当時)で、660cc MIVECターボエンジンを新規開発。

ピュアスポーツカーと同等の思想で組まれた、令和の時代になってもオンリーワンとなる繭型クーペシャーシ。

それどころか、エアコンのダイヤルやオーディオのスイッチすらもアイ専用開発というブチ切れっぷり。

ここまで来たら、三菱の軽自動車スポーツカー、FTOやGTOのミニバージョンを出すかという勢いのまま、主力ファミリーカーとして出て来た圧倒的な面白マシン。

全車のベースにするからという理由で、贅沢に専用設計で固めたら計画が中止になり、そのまま専用設計開発の塊になったプロトタイプガンダムみたいなクルマ(アイ)が残され、一台だけで専用設計を謳歌して終わった、クルマ史に残る伝説誕生・・・なんかガンダムのプラモデルの機体説明みたいな事がリアルで起きたマシンなのでオーナー様は大切に乗って欲しい(余計なお世話)。

・・・何の話してたんでしたっけ。

S660の話のつもりから、アイの話になっちゃってましたね、いつもの調子ですみません。

さて、S660は、そんなアイと違ってまっとうなピュアスポーツカーになっています。

アイの話が長すぎて、なんかS660の話をするとまた猛烈に長くなりそうですね。


■S660の話に戻す!!

アイがあまりにも伝説だらけなのですが、その伝説の代償として、結局はピュアスポーツカー需要は満たせないわけで、いよいよホンダS660の登場となります。

S660は、ピュアスポーツだけあって、着座位置、ドライビングポジションがとても低く、乗り降りのために手を付くためのスペースが設けられているほどです。

個人的には、何年にも渡ってこの低い着座位置が自分の愛車の当たり前だった時代もあったので、当時をむっちゃ懐かしく思い出して頬が緩みますね。

ミッドシップエンジンは、背中の空間全てを贅沢に使い切ったものだし、いいねいいねの嵐。

重量配分もアイと同じ45:55で理想的。

ミッドシップエンジン・リアドライブという理想中の理想のピュアスポーツカーですが、これを、個人的に日本のクルマを誇りに思う最大理由「軽自動車規格」で全て実現しているのですから、絶賛を少しも惜しみません。


■荷物をどう積む?

走りに関しては最初から何一つ心配点はないものの、唯一心配なのが「荷物をどう積む?」という問題。

アイは、アイ伝説の一つ「いずれ三菱全車で採用すっから!(→中止)」という事で、45度傾斜し後部座席の下に潜り込ませる事が可能だったミッドシップ専用エンジン(当時)3B20 MIVECターボを何と新規に開発。

そのおかげで、後部座席と荷室を確保し、生活に何一つ支障の出ない、何なら自分の4本のタイヤ全輪(後輪は175/55R15)を余裕で搭載して走れるのですが
・・・ってまたアイの話になりつつありますね、すみません。

さて、S660は、専用開発のアイと異なり、既存のエンジンをぐるりとミッドに流用しているため、全方向にスペースが作れなかったか、2シーターだからという理由以上に荷物を入れるスペースがありません。

そんならそうでしゃあない、じゃあどうするか?

小物は、センターコンソールの小物入れスペースがそこそこあるのでそれを使い、さらにカップホルダーをなんとか工夫するしかないですね。

あとは、コンビニ袋のフックに、布製の買い物袋でもセットして、その袋に入れられるものを詰める・・・という感じですかね。

潜水艦のキッチンみたいな感じになってきましたね

結構楽しそう!!

助手席は、人が座るので荷物置場にはしにくいものの、400円くらいで買い物カゴが買えるので、そういうのを積んで、助手席で膝の上に置いててもらう!!

書いてて思ったんですが、これは連れに殴られますね・・・。

シートが開いて荷室になるとか!?と期待して調べたらそういう機能もねーか・・・

自分ひとりの時はどうとでもなりそうなんだけど、助手席に人様に座ってもらうとこの私にプレッシャーをかける!? ってガンダムみたいなシーンが頻発しそうじゃのう。

色々な工夫やノウハウだけでもそこそこブログ記事書けそうで、プラス思考でお得なクルマじゃわい!!