今年の2月に注文したものの、ソニーに在庫がなく、7月納期と言われていた「4.4mmバランスケーブル MUC-M12NB1」ですが、なんと5月12日に到着しました!!
値段2倍の超高性能ケーブル「キンバーケーブル」の方を注文しようか...と悩んでいたところだったので、嬉しいビッグ・サプライズというやつですね。
届けて下さった全ての方々に深く感謝申し上げます。
心臓のドキドキが止まらないパッケージ
このMUC-M12NB1は、私にとって人生初の4.4mmバランスケーブルなので(ずっとイヤホンは3.5mmシングルエンド接続だった)、思わぬ到着サプライズと合わせて、心臓のドキドキが止まりません。
↑ソニーのオーディオ製品らしく、パッケージも高品位感があって「あーソニーやっぱ良いよなぁ」とじんわり心が温かくなります。
ケーブルでこんなにドキドキするって、ある?!
音楽製品のケーブルって、他の製品のケーブルとは意味合いが全然って、繋がれば良いってもんじゃなく、信号の品質に直結して音を変えてしまうのでオーラが違いすぎる。
ケーブルに拘ると、金額はとんでもない事になるんですが、音楽製品の良いところは、比較的お手頃の値段で高品位のものが楽しめるという点にあります。
上は超絶マニア向けなだけで。
↑マニュアルです。
私の場合は、イヤホン本体は「XBA-N3」となるのですが、ケーブル外すの怖くて一度も外した事がないのです。
AIチャットで聞いたところ「XBA-N3のケーブル交換(リケーブルと言います!)は、イヤホン本体を持って真っ直ぐひっぱるだけです」という知識だけはあったのですが、引っ張るの怖いなぁ。
端子曲げたりしたらどうしよう。
特にXBA-N3は、ソニーとしては超高音質なのに値段が良心的という最高の製品なのに、この値上げの世の中、そんな値段で売れるわけねーだろ的な勢いで販売完了しとるんですよ。
壊したら寝込むわこれ。
うおお!!存在感が全然違う4.4mmバランスケーブル
いよいよ初対面となる4.4mmバランスケーブルですが、想像を遥かに超えて太くて頑丈!!
端子類がしっかり防護されていて、さすがそれなりに高価な製品...!!
しかし、とてもイヤホンのケーブルとは思えない太さと頑丈さですね、さすが...
す、すげぇ...
LRを示すラインが、ペイントとかじゃなくて、アルマイト加工だ...
プラグ、太っっっ。
昔、巨大オーディオセットを持っていた時代は、ヘッドホンオンリーでして、プラグは太いものが当たり前でしたが...イヤホンでこの太さは感動的ですね。
ケーブルはスゲェし。
ひょえーーー。
↑XBA-N3の3.5mmシングルエンド接続用のケーブルも、大変に高品質なケーブル(銀コート)で、太くて頼りになる方なのですが、MUC-M12NB1、4.4mmバランスケーブルと比較すると、頼りない細さに思えてしまう...!!
というか逆か。
4.4mmバランスケーブルって、イヤホンのケーブルじゃねぇわ、って太さと頑丈さですね。
まるで電源ケーブルかって勢いありますこれ。
↑いよいよ、ビビリながらXBA-N3に最初から接続されていた3.5mmシングルエンド・ケーブルを引き抜き...ます...が、硬い!!
結構な力をかけても、カバーのゴムがズルっと下がってしまうくらい硬い。
ひぃぃ...とさらにビビリながらも、真っ直ぐ(重要!!)引っ張ると、カチッと抜けました。
当たり前ですが、ケーブルを持って引っ張ったらだめですよ、断線コースです。
MUC-M12MB1をはめ込みますが、こっちも「カチッ」と音がすればOK。
若干の隙間が空くんですが、何度も抜き差ししなければ緩くはならなそう。
いよいよ、ソニーの音楽プレイヤー「ZX707」に、初めて4.4mmバランスケーブルを装着します!!
3.5mmシングルエンドは200時間オーバーのエイジングを完了してますが、4.4mmは当然ゼロ時間。
ゴムの保護キャップを外すのすらも初めてですよ。
4.4mmのプラグを差し込むと、ものすごい挿入感です。
これ完全にヘッドホンじゃねーかというくらいズゴン!!と力強く装着されて、何もかも存在感が凄い。
音はまだまだこれから。だがやはり感動する!!
いよいよ初めて音楽を聴くのですが、もはや当然、私のリファレンス曲である、アンジェラ・アキさんの「レクイエム」が最初です!!
↑そもそも、の話なんですが、このソニーZX707は、早くも歴史に名前を残すくらいの名機でして、3.5mmシングルエンド端子の方も非常に素晴らしい。
特に200時間オーバーのエイジングをしっかりこなし、XBA-N3と組み合わせた今は、「これ以上の音なんか必要あるのか」と悩むくらいの高音質を轟かせてくれます。
その3.5mmシングルエンドが相手なので、さすがに、開発者さんが心血を注ぎ、フラッグシップパーツを採用した、ZX707の4.4mmバランス接続とは言えども、エイジングなし、稼働ゼロの状態から、一発目でいきなり3.5mmシングルエンドを遥かに超える...そんなフィクションじみた与太話を期待してはいません。
そして、鳴り響く音...
確かに、レベルが違う!!
とは言えども、200時間オーバーのエイジングで磨き込まれた3.5mmシングルエンドと比較して、一気に突き放すのかというほどでもない。
パワーはかかるのですが、音はちょっと殻をかぶっているような、なんというかまだ生まれる前の雛が殻をつついているような感じ?
確かに高音質なんだけど、やや抑え込まれている感がある..........んですが、どんどん音楽を聴いていくうちに、めきめきと何か加速して行く感じです。
ゼロ稼働からなので、たとえ10分単位でも、めきめき上がって来るか!?
↑さらに好きな、平林純さんの歌を聴く...
やはりいつ聴いても良い...
音質も、4.4mmバランス接続は、エイジングをやってないも同然ではあるけど、ぞぞっとするくらいの臨場感が炸裂します。
歌声が自分のすぐ近くから響いてくる緊張感が際立ってます。
ただし、磨き込まれた3.5mmシングルエンドと比べると、さすがにエイジング不足があり、全域で音に引っかかりがあります。
私は音感とか悪いクセして、耳は人並み外れて神経質という厄介な体質なので、音にはかなり敏感です。
高音質ではあり、感動をぶつけたいのはやまやまなれど、一音一音にまだバリというか、ささくれというか、滑らかさが不足してるかな。
それはエイジングをやっていないから、という事に求められます。
ただ、数曲繰り返し聴いているだけでも、最初よりめきめき良くなっているのと、根本的に音そのものは「モノスゴ」です。
今、ちょうど平林純さんの歌を繰り返し聴きながらこのブログ書かせて頂いているのですが、聞き惚れて、何度も手が止まるほどのクオリティがあります。
エイジングが進んだらとんでもないバケモノ・サウンドになる、これは。
ちなみにボリュームですが、ZX707のフルボリュームの半分の「60」で、既に驚異の迫力が発揮されてます。
す、す、すげぇな...4.4mmバランス...