2009年7月17日金曜日

「幻想のアルテミス」オールクリアしました。


PSP「幻想のアルテミス」をオールクリアしました。

このアドベンチャーゲーム、五人のヒロインごとにストーリーが変わるのですが、その変わりようが大きいので、最後まで飽きずに楽しめました(五人目は、最初の四人をクリアすると選択可能になります)。

舞台となる芸能学校や、ヒロイン選択前の第一日目の捜査は同じではありますが、たとえば、あるヒロインの時では単なる脇役だった人物が、違うヒロインの時では殺人事件の犯人になっていたり、その変化っぷりがゲームらしくて良いですねぇ。

ただ、最近のノベルタイプのゲームのように、ガッチリと設計された長大なシナリオとは違います。
ボリュームは五人合わせてようやくそこそこだし、矛盾点やツッコミどころ満載だったりしますが、良く言えばその肩肘はらない部分が昔のアドベンチャーゲームらしくて、大らかで良かったりします。

短いですが各ヒロインごとの後日談もあるし、本当にちょっとしたものですがオールクリアのご褒美要素もあって、余韻を味わう要素もありますね。

ゲームアーカイブスだから600円と良心価格だし、サスペンスといってもエグくもグロくも無いし、気軽にアドベンチャーゲームやりたいなぁって場合は、結構オススですよ。
ただ、気軽=ちょっと遊んで終わりって事にはならないのがこのゲームの辛いところ。
ゲームの仕様上、セーブポイントが特定のタイミングに限られるのは最後まで気になりました。
やはり、中断して他のゲームに移ったり、音楽聴いたりって出来ないのは辛い・・・。
このゲームを遊ぶと、くどいですがゲームアーカイブスには中断セーブを一日も早く実装して欲しいとの思いが強くなりますねぇ。
PCエンジンアーカイブスが実現しているので、なおさらです。