2014年9月28日日曜日

EOS KISS X7と、レトロなフルサイズ高倍率ズームレンズ・シグマ28-200mm F3.5-5.6

今回の記事では、EOS KISS X7に、レトロなフルサイズ用高倍率ズームレンズ「シグマ28-200mm F3.5-5.6」レンズを装着した話について書かせて頂きたいと思います。

このレンズ、EOS 20Dで一眼レフ入門した時、とある方から「お祝い」としてプレゼントして頂いたレンズなんです。
実売価格バラして良いという許可を得たんで、ずばり買った時の「新品」価格何と1万円。
いや、その1万円というのを、笑ったり低く見ようという主旨ではなくて、このレンズ、その良心価格を超えた良いレンズだという事を色々と書かせて頂きたいのであります。

感謝の気持ちを込めて、という事だけでも無いのですが、今日まで他の高倍率ズームレンズはまだ購入した事がないです。
私が所有する広角-望遠カバーの高倍率ズームレンズは、今日までこれたった一本きり。


シグマ28-200mm F3.5-5.6は、外観が程よくメカニカルで、今見ても十分に立派なものです。
しかも、軽量コンパクト!!

どんだけだよって思いますよね。
なんと、あのEOS 6Dにも装着可能なフルサイズの28-200mmなのに、重さが本体のみ390gと軽量コンパクト!!なんです。

ちなみにレンズフードも標準付属当たり前で、フード込みでも415gで済みます。
(※自宅でパンを作る時に使っている精密計量器で出した実測値)


ちなみに、この28-200mmをフルサイズ用でカバーしているレンズは、何と信じられないかも知れないですが、キヤノン純正には存在していない(かつては存在していたけれど、現在はカタログに無し)のです!!
より応用範囲の広い「28-300mm」がLレンズで出ているからいらないという判断かも知れないですが、いかんせん、お値段30万円の重さ1.6キロとかになっちゃうので、シグマのこの28-200mmはレトロなレンズとはいえ、手にして使ってしまえば存在感大きいです。


■28mm端の写真

28mm端の写真です。
絞りはF/8まで絞っています。
28mm端は、球面収差が顕著になるので、微妙に薄くソフトフォーカス・タッチになりますね。
これが言わば「レトロ調」に撮れるゆえんで、まるでフィルム時代のような優しい感じ!!

ちなみに、AFは、EOS KISS X7とも相性は悪くないです。
ピシピシ当たりますね。
しかし、前玉が「チュイーーン!!」と勢い良く回転するので、フォーカスリングに指が触れていると、そのままリングに擦れてビックリしてしまう。


■200mm端の写真

このシグマ28-200mm F3.5-5.6は、広角側は球面収差がでかくレトロ調ですが、反対に望遠側はより収差が良好に補正されている、言わば望遠側重視の画質・・・という印象があります。

F/8まで絞っている事もあるのですが、花の撮影にも耐えてくれて色々と使いたくなって来ますね。


CGのようにガチーッと撮れるレンズも良いですが、ガラスの曲面を感じられる、昔ながらの写真レンズというのもなかなか良いものですね。
コンパクトというのは、それだけでも、EOS KISS X7との相性が良いです。


200mm端の絞り開放になるF/5.6ですが、なかなか。
このレンズは、多画素を活かすレンズというよりも、多画素ゆえにプリント時等に収差などの粗が細かく収束され、逆に多画素に活かされるレンズ・・・というような感じがしますね。