2014年9月15日月曜日

EOS KISS X7は、世界で一番格好良い一眼レフカメラ、最高のミニカメラだと思う!!

うううーむ、EOS KISS X7やっぱりメチャクチャ格好良い!! 個人的には世界で一番だと思う!!

というわけで、今回の記事では、あまりにも気に入ったこのカメラ、似合いそうなレンズとか装着したりして、まったり色々眺めてみたいと思います。


一日も早く装着してみたかったレンズが「EF50mm F1.4 USM」ですが、装着してみると、まさに想像以上でゾクゾクしてしまう。

本来なら小型の大口径レンズなんですが、ボディの小さなX7に装着すると夢の大型超大口径レンズに見えてしまう。

実際、先日の仙台ジャズフェスに持って行ったら、ちらっと知り合いになった方に、カメラのルックスを褒められて舞い上がってしまいました。

小さくて立派なものって、いいですねー。


EF 50mm F1.4 USMは、最近ではそうでもないですが、以前はEOSのイメージキャラクター的なレンズで、このレンズが装着された姿がカメラの標準的なルックスと言っても過言では無かったんですよね。
一眼レフが高嶺の花の時代は、個人的には、いつかEOS欲しいけど、絶対このEF 50mm F1.4 USMも手に入れるぞ!!と熱い決意を固めていたものです。

EOS KISS X7と組み合わせると、ホント、感慨深いものがあります。


カメラ・ジャンルは違うのですが、小型カメラの中では、(個人的に)最高のデザインと質感と思うのが「ソニーHDR-PJ760V」。

そのHDR-PJ760Vと並べて写真を撮ってみても、EOS KISS X7は、(キズだらけでなければ)決して負けていない!!

ただ、X7は、非常にキズがつきやすいボディというのが分かっているので、1年後、2年後にどうなっているかは心配。
贅沢を言えば、このままで、外装の耐久力を高めたバージョンがあればなぁと思います。


望遠でのメインは、「EF 70-200mm F4L USMです。

このレンズ、白Lレンズの中では、最軽量かつ最安値なのですが、なんと、最高の硝材である「蛍石(ほたるいし)」を使っているというボーナスがあり、色収差や歪曲収差を恐れる必要がないです。

ISが付いていないため、手持ちの動画は画面が振動しまくって無理目ですが、写真の場合は、あまり気にならないです。
シッカリとカメラを構えて、シャッター速度=(出来れば)1/320秒以上を目安に設定していれば、そうそう困る事もありますまい。


EF70-200mm F4L USMは、例によってX7のボディがとても小さいため、大口径ズームレンズに見えてしまうのも面白いところ。

ただ、白レンズの特権と言ったらおかしいですが、明るいボディカラーが威圧感を打ち消しているので、観光地でも気軽に取り出す事が出来る・・・ような気がする。


EF 50mm F1.4 USMと並んで、一日も早く装着してみたかったレンズが「EF 28mm F2.8」レンズです。

小型・軽量・コンパクトで、何と軽く20年以上も新品販売されていたレンズなんです。

レンズというのは、まるで家具や筆記具のように、時代に関係なくずっと使えるというのが素晴らしいですよね。
値段が高くとも一生モノだし、いいよね!!と思えるし。

あと、コンパクト化を考えるならば、理想はパンケーキレンズなんですけれど、それは一見識としても、カメラ的なフォルムの美しさというのを考えると、ある程度厚みはあった方がバランスが良いというのもあります。

EOS KISS X7とEF 28mm F2.8は、まさにカメラ黄金比とでも言えるような組み合わせなのではありますまいか?!


あと、カメラ仲間とも色々と話をしたのですが、EOS KISS X7は、小さいだけの携帯用カメラではなく、一眼レフという高性能を持ちながら小さいというのが画期的。

テレビでたとえると、そうですね、テレビがブラウン管のまま薄型HDになったくらいの超絶インパクトがあるって事です。

何も捨てず、何もあきらめず、何も変わらず、小さくて軽いカメラを手に入られる幸せ。

ミニカメラなのに、日本が誇る長年の職人技が活きるミラーがある!!というのが果てしなくデカイ。

電気を使わず、レンズが見た光景を、そのまま人間も肉眼で見られるというロマン!!


このミラーって、ビデオカメラで言えば3CCD(3CMOS)システムにも負けないくらい、カメラの浪漫だと思います。

ただミラーがあればいいのかって話でもなくて、カメラにもよるのですが。

それで、撮影してて個人的に思ったのが、あれ、EOS KISS X7のシャッター・フィーリングって、かなり極上な部類ではないか!! という事です。

ミラーが跳ね上がる動きが、打てば響くというか、今、写真撮ったどーっ!!という満足感を高揚させてくれる感じ。

EOS 20Dほど強烈ではなく、かといって、物足りなくもない、まさにX7の塩梅はジャスト。

というか、手持ちのカメラの中では、もしかしてX7が一番ではないか!?とまで思えるような。

当初、私の興味は、単に体が小さいって一点張りだったX7ですが、小さい上に中身がここまで濃密だとは思ってもなくて、もっと早く買っていれば・・・と悔しくなるくらいのカメラです。


一眼レフカメラって、どうしてもマッシブであって、個人的には、「立派・強そう・凄い・怖そう」・・・みたいな気持ちは強く湧き上がるものの、こんなに明るく朗らかに格好良いってウキウキ出来る存在ではなかったのです。

EOS KISS X7は、一眼レフとして初めて、そういう存在になってますね。


EF 28mm F2.8レンズは、まるで、EOS KISS X7のデザインと合わせたかのような美しいバランスですよねー。

写りは、まさにフィルム時代という感じですが、デジタルのギツギツした画に疲れたら、これらフィルム時代レンズはいつでも私たちを待っていてくれますよ!!
(※生産終了してる時は中古)

ちなみに、EOS KISS X7は、ミニカメラと言いつつ、普通にEOSなので、スピードライト(外部ストロボ)とか、EOSシステムは全て継承されます。

スピードライト一つあると、表現力が格段に違ってくるのですが、さすがに見た目が大げさになって来ますね。

ちなみに、内部ストロボを廃止して、もっとEOS KISSを小さくしろ・・・という意見がネットで散見されますが、確かにそれはそれでアリかと思います。
ですが、スピードライト付けると結構見た目が大げさになるんで、内部があるならそれで済ませたいというシーンも多く、悩ましいところです。

実際に、私も、内部ストロボ無かったらヤバかった!!という事が度々あります。

ピーカンの昼間に、日傘をさした女性の記念写真を「日傘さしたまま」撮影して欲しいと頼まれた時なんかそうですね。

内蔵ストロボで、日傘が顔に作る影をバシッと打ち消し(デーライト・シンクロ)撮影出来てホッと一息みたいな。

たまにしか使わないのに、その1回が無いと困る存在・・・家庭用のFAXみたいな感じですかね。



■仙台ジャズフェスにて試し撮り

機材の話ばかりでも何なんで、実写を少し掲載させて下さい。

仙台ジャズフェスに行ったのですが・・・仙台ジャズフェスって、写真にしたら一般の人物メインだから、とても公開は出来ない事に気がついてしまった。

人物の顔が入っていない写真が数枚しかない・・・その数枚を掲載させて下さい。


なんだこれってくらい、プレーンな構図の、勾当台公園の噴水です。

EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMの18mm端です。

このレンズ、キヤノン怒りの日って感じで、全域がビシッと写りますねー。

18mmだと、歪曲や周辺部の収差はありますが、広角からの標準ズームレンズって、Lレンズとてそういう傾向は残存するわけで、エクセレント・レンズと言っても差し支えないのではありますまいか?

光の入れ方がかなり乱暴なんですが、コーティングとかも良好で、なかなか耐えてくれてるのも嬉しい。


これはEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMの55mm端です。

解像力や色乗りも、全然抜かりありません。

これで200gちょいの軽量コンパクト、広角から標準域まで使えるズームレンズって言うのですから、大したものです。

STMによって、AFは最新USMには負けるものの、高速で、なおかつ実用上無音というボーナスも付いているし。

EOS KISS X7が一番で、二番にはEOS 6Dが欲しいなぁと思っていた私ですが、EOS 6Dには、このレンズに匹敵するレンズが存在しないし、フルサイズである限り、今後も出てくる見込みも薄いんで、かなり不安になってしまうくらい、このレンズは存在感が大きいです。


これも同レンズの18mmですが、文句なしです。

ちなみに、EOSムービーの時も、手ぶれ補正やAFがなかなか良好で、旅を手持ちで記録するのにもベストレンズという感じ。
EOSムービーは、日常の記録すらもまるで家庭用の映画みたいに撮れちゃうんで、それを強力にバックアップしてくれる意味でも、このレンズの価値は果てしないです。

ちなみに、24mm、35mmレンズとして考えても、各収差が良好に補正されており、最短撮影距離も短い事から、明るさ以外は単焦点のような感覚でガッチリ使えます。


ちなみにこれはEF 70-200mm F4L USMレンズの200mm端です。

人物の顔をバシバシ写していたんで、顔以外は照明機材しか無かったです。
このレンズはもう何も言う事ないですけど、手持ちのEOSムービーは無理ですねー。
200mmだと、プロレスラーのつもりでガッチリレンズを抑えても、人体の脈動で画面がプルプルと振動するから、大画面テレビで映すと、観て頂いた方々に「地震か」って言われる。

特に、HDR-PJ760Vによって、ソニーの空間光学手ぶれ補正の威力が知れ渡らせ過ぎちゃって、もはや微ブレ・大ブレのムービーはノーサンキューになってしまってて涙。

動画まで考えたら、値段や重量まで考慮し、EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMレンズを買うのがベストでしょうか。


■EF50mm F1.4 USMで近所を散歩

EOS KISS X7とEF 50mm F1.4 USMレンズで、夕闇迫る近所を散歩して写真撮ってみました。
なんかこの組み合わせ、手にしているだけでワクワクしながら歩けますね!!(※個人の感想です)

分かりにくいですが、暗い茂みの奥にいる黒猫です。
よく見ると、片目だけでこっち睨んでますよ。

茂みの奥でチラチラ動くので、AFが全然黒猫に合わせられず、そのままMFに移行しました。

色もどうせ無いし、ここはモノクロ+赤フィルターで撮影しました。

茂みの奥で安心しているのか、カメラの設定とかモタモタやってても、猫はその場所にいてくれました。


バラが咲いていたんで、開放F/1.4で撮影してみました。

このレンズの画角、ちょうど良いですねー。
EOS 6Dだと、この50mmレンズの画角が、約31mmに広角化してしまうのも面白い。
私は生粋のキヤノンAPS-C育ちなので、EOS 6D買えたら、初日は焦点距離の「広角化現象」にかなり圧倒されそうな予感。


コスモスが風に煽られていました。

花が揺れまくるので、AIサーボ(AIフォーカス)で撮影しました。
EF 50mm F1.4 USMは、AFがのんびりなんで、あまりサーボとは相性よろしくないんですが、気張らずにパチリと。


夕闇迫ってて色もあんまり出ないし、コスモス一輪だけってのもあれだし、思い切って遊んで撮ってみました。

EOS KISS X7は、ホント、小さいカメラってだけでなく、今まで体に染み込んだEOSの知識や撮り方が全部継承されているから、何も困らないのが凄い。

外装の耐久力が心配ってのはありますが、EOS KISS X7にして心から良かった!!