うちの町内って、狭くて危険で急な坂がちょいちょい存在するのですが、アイ4WDで初めて登ってみました。
そしたらびっくり。
↑アイ4WDのアクセルはいつも軽く足を乗せるだけで、踏み込む必要がないくらいパワー出てくれるのですが、急な登り坂だとさすがにぐっと踏まないといけないかな・・・と思ったら、そのまま、ふわっと、するっと軽く登ってくれて「!!!!」ってなってしまった。
パジェロミニ(ターボ5MT)だと、グアァァァーンと1速で派手に突っ込まないといけなかったし、大トルクの280馬力マシン(5MT)でも、2速だと若干苦しい(期待が過剰過ぎただけでさすがにアイよりは楽)という坂。
アイ4WDは、平地のようにふわっと上って、エンジンの回転数も3000回転か、ちょい越えで楽に登ってすげーなと。
↑アイ4WDのアイ専用開発版の3B20 MIVECターボは、MR版よりなぜか一回りパワーが上(私のMRと4WDの個人所有比で)という謎パワーあるんですが、それももちろん良い事なのですが・・・。
やはり車体の構造そのものが素晴らしい気がする。
後輪駆動車は、登り坂で水を得た魚みたいになる所がありますが、アイMRのようなミッドシップマシンだと、フロントが軽すぎて顎が上がるので、エンジンが前を押さえてくれるFRの方がより安定しとるなー・・・という感覚が出て来てしまいます。
アイ4WDだと、もちろんフロントエンジン車ほどではないにしろ、プロペラシャフトやフロントデフといった4WDシステムが地面に車体をぐっと押し込んでくれてフィーリングも言うことなしに美味しい。
↑アイMRも、全く色あせないくらい素晴らしいクルマなんですが、アイ4WDは、そこまで優れたMRを(ギリギリの判断で)あえて乗り換え決断した、その意味が十分にあったのでホッとしています。
この前の台風による超大雨の中でも、爆裂する水柱以外は全く不安なく走る事が出来ましたし。
アイ4WDの予想外の大美点は、四輪駆動の必要が発生してない時は、今まで通りのMR、ミッドシップエンジン・リアドライブマシンとして走れる点です。
当初はネガティブ要素と思っていた、+50kgの4WDシステムの重量も、今や大歓迎。
闇雲に重さが50kgプラスされるのでは全く無く、地面スレスレの位置にガシッと配置され、アイの重心をMRよもぐっと下げて安定させる効果が恒常的に得られるために、非常に頼りになる要素に昇華されています。
ただ、サーキット走行とかの段階になると、軽いMRの方が優れているし、MRと比較して、4WDは明らかにタイヤの減りと燃費の悪化があるので、その不利は受け入れないといけないですね。
↑この前、FFのスポーツカーに乗る機会があったんですが、クルマそのものはもちろん優秀で高いレベルにあるなぁと感心するものの、個人的には、やはりアイが良いなぁですね。
何を乗っても最終的にはアイが良いとなってしまう。
代わりがきかないクルマなので、今はそれで良いですけど、この先、運命って分からないものだから、他のクルマに行かざるを得ない時が来るかも知れない。
こういうオンリーワンなクルマに乗っていると、そういう時に多段ダメージを心に受けるというのは覚悟しなければならないでしょうね。