2021年3月28日日曜日

テレビドラマ日記

今回は最近気に入ったテレビドラマの話をさせて頂きたいと思います。


日本版の24は非常に良かった!!

日本版の「24」を全話欠かさずに観終わりましたが、ずばりこれ毎週楽しみにしてた良作でした。

これの惜しいところは、その特殊な制作形態を先に周知しておいた方が良かったのではないか?という宣伝のやり方のみで、内容は素晴らしかったです!!

特殊とは、この日本版24は、オリジナルの24を日本用にリメイクするにあたり、ストーリーラインの変更は一切まかりならん、と言うこと。

日本が舞台だからという事で、国内事情にあった改修は許されず、アメリカ合衆国の国内事情のままで日本ドラマに仕立てなけはればならない。

ここが周知されてなかったため、放送開始当初はかなり評価が割れた印象です。

映像もオリジナルほどお金かかってないとは言われてましたが、そうじゃないんですよね。

24を、日本が誇るドラマ文化「2時間ドラマ風」に仕立てたという事で、唯一無二で価値は高いと思いました。

俳優さんの演技も抜群。

特に、栗山千明さんのクライマックスの演技は圧巻でした。

最大の味方、どんな時も頼れる最高の相棒が、実は...というのがバレた後、セリフなしでも、それまでの強さと慈愛に満ちたヒロインキャラが、冷酷でズルズルに卑怯な大悪党にガラっと空気まで豹変。

どんな分野でもプロフェッショナルは違うというのをまざまざと見せつけてくれました。

このドラマ大好きです。

ただ、惜しむらくは、続編は作られないでしょうね。

ストーリーラインが原作から変更不可能となると、24は、続編が進むにつれて「主人公の母国が世界最強の武闘派であり権力の頂点を謳歌する国・アメリカ合衆国」ありきになるため、日本が舞台だとそれを再現する事はできないんですよね。

あとずばり核攻撃まで起きるのでさすがにヤバ過ぎて作れんでしょう...話は超絶面白いのですごーーーく見たいんだけども。


青天を衝け

このNHK大河ドラマは、現代ものが当たらない法則をNHKがかなり研究しているように思えます。

徳川サイドと渋沢栄一サイドを分けて描き、徳川サイドで弱点を補完する見事な構成として来ました。

徳川サイドのクオリティは一貫して高く、あまり大河ドラマで描く内容もない渋沢サイドの初期を支えました。

渋沢栄一は、良き両親に恵まれて幸せに育ち、ました、終わり。

という大河ドラマの題材にするほどか?という別に大した事のない内容なので何を見せられているのか理解できないくらい意味のない内容でしたが、そこはそれ。

渋沢栄一 vs キャラの濃い敵という構図が編み出されてからは、闘争ものとして興味ひかれるようになりました。

この人物を描く時に、時期的にはもっと絶大な著名人が群雄割拠してて「渋沢なんかより坂本龍馬の方を描けよ...」となるのは必定なので、それをどうやって防止するのか、攻めではない守りの脚本という新しい戦いが見られるはず。

毎週しっかり見続けて行きたいと思います。