Xperiaって、世界標準とも言えるiPhoneとは異なり、SIMフリー版は必ずしも発売されるとは限らないものなので、まずは発売決定だけでこれは大喜びしなければなりますまい。
SIMフリー(直販)版だけの特別なボーナス
Xperiaは、必ずしもSIMフリー版が出るとは限らないという弱みはあるものの、一度発売が決定されれは、その中身は充実しているという特別ボーナスがつくのが通例。
今回のXperia 5 IIIのボーナスは、やはり一番大きいのはストレージが256GBに増量されている点です。
キャリア版の128GBでも少ないという事はなく、Windows 11搭載のパソコンでさえも128GBモデルがある事からむしろ通常使用には十分。
ただ4K動画撮影や、RAW写真の大量撮影には、余裕として256GBがあれば嬉しいところ。
またデュアルSIMの採用や、グロス仕上げのブラックカラーの追加も、刺さる方には刺さると思われます。
個人的に残念な点
個人的な残念な点ですが、そんなのあるのかと問われると、カラーですね。
カラーなんて好みなんだから、人によっては何の問題もないので微妙な話ですが、個人的には、ちょっと欲しいカラーがない...
キャリア版にあった「フロスト仕上げ」がオミットされているのに激しい動揺。
フロスト仕上げは、あったからと言って必ずしも選ぶわけではないとは言えども、そもそも設定されていないとなると、全体的にちょっと不安が滲んでしまいます。
あれほど丁度良かったXperia 10 IIIを見送ったのも、そういえば、欲しいカラーがどうしても無かったという点も大きかったかも。
Xperia 1 IIIと比べてどうなのか??
こうなると、やっぱり気になるのは、一足早くSIMフリー版が登場していたXperia 1 IIIと比べてどうなのか、という所になります。
Xperia 5 IIIは小型で素晴らしいスマートフォーンなのですが、以前のブログでも申し上げた通り、実際に買う覚悟で店頭でXperia 1 IIIを色々と操作してみると...
確かにXperia 5 IIIよりも大きいのですが、Xperia 1 IIIは、大きいと言えどもそんな極端な事はなく、むしろ普通に小さい感じがします。
今、バリバリに愛用しているXperia 10 IIにソフトケースを装着したサイズ感と、そう大差が無い感じでした。
Xperia 1 IIIには、フロストパープルという圧倒的・決定的なカラーがございますのと、あとカメラが大きい。
カメラは同じだぜぇというのは周知ですが、Webで実際の使用感を色々とリサーチさせて頂くと、どうもAFの精度はXperia 1 IIIの方が勝るらしい。
3D iToFセンサーの有無は大きいのか?!
これは、3D iToFセンサーが、近接や通常状態のAF精度にも貢献しているからではないか??と思われます。
暗所だけとか、難しい時だけ、このセンサーが役立つ...そんなイメージがありましたが、ごく普通にAF精度を底上げしているのならば、相当なものです。
カメラ専用機だと、ミラーレスになりあまりシビアではなくなりましたが、一眼レフってありましたでしょう。
一眼レフは、とにかくAF精度がシビアで、レンズそのものは最高峰に画質が良いが、カメラ本体とのA相性が悪くAF精度に難があるため、いまいち信用できずに持ち出せなくなった...そんな事もありました。
AF速度やら、連写やらは、まぁあればいいが正直重視はしないのですが、やはりAF精度がからんでくると「なにぃぃぃぃぃぃぃぃ」と、吸い込まれるように注目してしまいますね。
精度を求めて一眼レフのEOS 7DやEOS 7D Mark2を求めた所もありましたし...
しかし3D iToFセンサーにフォーカスしてしまうと、Xperia 1シリーズしかなくなるので、なかなか微妙な結論になってしまいますね。