今後の普及価格帯のモバイルPCが、もしも従来世代ではなくて新世代CPUを搭載しよう、と考えたとしたら、大半がこのアルダーレイクNになるものと思われます。
アルダーレイクNとは、省電力コアだけで構成されたCPU
アルダーレイクNは、アルダーレイクと名前が付いているのですが、最大の特徴だった「異種コアの混成(ハイブリッド)」をやめて、ある意味普通のCPUに逆戻りしています。
自慢のパフォーマンスを発揮する「Pコア」をなんと1基も搭載せず、「Pコア」の補助と思われた、省電力コアの「Eコア」だけを使ったCPUです。
ちなみに、アルダーレイクNは、12世代ではなくて13世代に属するようです。
ラプターレイクが13世代だったはずですが、モバイルはまた別カウントで、アルダーレイクNも13世代となります。
あんだけハイブリッドを自慢していたのに、しれっとハイブリッドじゃないCPUを押し出して来るあたり、そのくらいの根性がないと、魑魅魍魎が跋扈する世界では生き残れない、という厳しい現実を見せつけられてしまいますね🫠🫠🫠
Surface Go4が出ると仮定して、何が搭載されるのか
Surface Go4と言いますが、そもそもマイクロソフトが一言も出すとは言っていないので、勝手な話として進めてしまいます。
アルダーレイクNには、下から順に、Intel N100、Intel N200、Core i3-N300、Core i3-N305の4種類があります。
このうち、Core i3-N305は、TDPが何と15Wなので、Surface Go4に搭載するのは最初から無理。
というわけで、下位機種はIntel N200、上位機種は、Core i3-N300かなぁと。
Core i3-N300は、Eコアではあるものの、なんと8コアで8スレッドを実現するのは大きい。
Surface Goのような、ファンレスのガッチガチマジのモバイルデバイス(Windows 11)で、8コアを実現するチャンスはもうここしかなかろう、というところ。
どうなるんでしょうね。