今回の記事は、HDR-PJ760Vを早朝の仙台の峡谷に持ち込んで撮影した話について書かせて頂きたいと思います。
今回は、ハイビジョン撮影と平行して行ったフォトモードによる500万画素写真を掲載させて頂きたいです。よろしくお願いいたします。
ちなみにこのブログに写真を掲載する場合、容量の都合でかなり圧縮ノイズが出てしまいます。現物そのものの品質より劣ってしまう点をお詫びいたします。
さて、この仙台の峡谷ですが、今までの小さなカメラだったらその場で泣きが入るくらい条件が厳しい場所でもありました。
峡谷だけに明暗差がとにかくすさまじく、この季節だと、朝の6:00も過ぎれば岩肌に強烈な直射日光がスポットライトのように当たって来て、まだ薄暗い峡谷の奥や岩肌との落差がとんでもない事になるわけです。
まずは薄暗い現場の雰囲気をそのままに、花の写真から。
HDR-PJ760Vは、HDR-XR500Vから継続して6枚羽根の虹彩絞りを採用してくれているので安心のボケ味ですねー。
これがあるからこそ、ハンディカムを写真機としてメインに据える決意が出来たわけで、まさに原点という感じです。
カールツァイス・バリオ・ゾナーT* 26-260mm F1.8-3.4レンズはやはり素晴らしく、小さなビデオ用の10倍ズームレンズだから駄目だ、なんて言い草はもうナシ。
紫陽花と奇岩という組み合わせで写真が撮れるのは、この峡谷ならではの持ち味かなぁと。
薄暗い奇岩の部分と、陽の光を浴びて明るい紫陽花の両方を、ここまでパッと撮れるHDR-PJ760Vには感心するばかり。
実はかなり心配していたんですが、逆に「なめるなよ」って怒られてしまった気持ちですね。
ここは、こういう奇岩が沢山あるのですが、全体が岩だけだとさすがに色味がとても地味なので葉っぱの緑越しに撮影してみました。
等倍で見ると分かるのですが、レンズがとにかく鮮鋭な描写をしてくれて驚きます。
もし一眼レフでこれくらいのキレを欲したら、単焦点レンズか相当高額な高級ズームとかにお呼びがかかるんじゃないかなぁと。
これから、写真を何枚か並べさせて頂きますが、峡谷独特の影になる薄暗さに、太陽光のスポットライト攻撃を受けながら小さな体でよくここまで受け流せるもんだ・・・とHDR-PJ760Vの写真機としての実力がシャンとしているのに安心します。
鬼百合も咲いていました。
鬼百合と奇岩の組み合わせも、この場所ならではかな・・・。
とにかく、くどいようですが、カールツァイス・バリオ・ゾナーT* 26-260mm F1.8-3.4レンズの描写力、やってくれます。
広角端26mmから50mm前後においては、一眼レフレンズ群でもそれなりのモデルとツノ突き合わせた真剣勝負が可能ではないか? とスンゴイ事を考えてしまうくらいです。
さすがに、一眼レフのEOS KISS X2と比べてしまえば、写真機としての表現力の幅は狭いかも知れません。
ただ、撮影していてとても楽しいし、この条件でここまで撮れてくれるHDR-PJ760Vは申し分無いな! という頼もしさでいっぱいっ。