2012年7月20日金曜日

HDR-PJ760Vのレンズや焦点距離について

今回の記事では、HDR-PJ760Vのレンズやレンズの第一印象的な感想や、焦点距離について書かせて頂きたいと思います。

まずは、HDR-PJ760Vのレンズ焦点距離についてです。
便宜上は26mmから260mmとなっていますが、これはフルサイズカメラ換算値であって物理的には3.8mm - 38mmの超・超広角ズームレンズを搭載しています。


撮影した写真のExifを見ると、広角端の3.8mmの実焦点距離に関してはそのまま表示していません。
Windows7では四捨五入して4mm、フリーのExif読み取りソフトでは小数点以下切り捨てで3mmと表現しており、いずれにしろ小数点以下は丸めているんですね。

ところが、望遠端は38mmの整数になるために当然そのまんまであるために、Exifだけを見てしまうと、4mm-38mmとか、3-38mmとかになってしまい、丸め誤差のせいで10倍ズームレンズなのに10倍にならない不思議現象に見えてしまいます。

というわけで、実焦点距離からフルサイズ焦点距離に換算するには、おおよそ、実焦点距離 x 約6.843倍の焦点距離補正倍率になりますね。

さらに、写真を4:3比率で撮影する場合は、これに加えて x 約1.223倍のクロップ補正倍率がかかるわけです。

HDR-PJ760Vでは、EOS KISS X2やEOS 7Dのような大サイズセンサーカメラでは非常に難しい、手前から奥まで全面にピントの合った写真を撮影しやすくなっていますが、実体が3.8-38mmもの超超広角ズームとなれば納得ですねー。


ここからは、HDR-PJ760Vのレンズの感想です。
まだ全然使いこなしていないため、あくまでもファーストインプレッション的なものになってしまう事をお許し頂きたいのですが、小さな10倍ズームレンズという不利な条件をものともしないくらい、キレのある高画質であるのは確かです。

高額な一眼レフの交換レンズならともかく、身体の小さいハイビジョンカメラにおいて、「特殊低分散レンズ/非球面レンズ/高屈折レンズ」と高コストの特殊硝材を惜しげもなく投入しているのは圧巻。

それに、従来のビデオカメラレンズは、どうしても広角が狭く設計されているために、広い画角を得ようとしたら必ず画質が低下するワイドコンバージョンレンズを被せる必要がありましたけれど、本機は換算26-260mmという超広角ズームレンズ搭載であるため、旅行での情景撮影等を、マスターレンズの高画質そのまま広々とこなせるのはあまりにも大きい。

それに、やっぱりやっぱり、アメージング、ワンダフル、スゲぇースゲーの空間光学手ぶれ補正です。
カメラ本体がブレてもレンズ(とセンサー)が今の姿勢を保とうとするという理屈により、レンズがフワフワ動き回るように見えて、工夫がまさにそのまんま目に見えて楽しい!!
言ったらば、人間の眼球のブレを脳が補正してブレを感じないで生活出来る生体シミュレーションみたいなもんで、よくこんなの作れたなぁ・・・と感心するばかり。

その効果は初日の試し撮りにていきなり腰を抜かすくらい驚き大喜びでしたねぇ。

小さい体に夢一杯のHDR-PJ760Vかぁ・・・作ってくれた皆さん、ホント、ありがとうです。
まだ本格的に撮影してないだろ!! 気が早い奴め!!と怒ってくれて構わないです。
なんかこう、心が燃えたぎってしまうのです。