今回の記事では、「東芝dynabook tab VT484」のサウンド機能について書かせて頂きたくよろしくお願いいたします。
なお、今回の記事から、画像の加工にはプリインスト―ルされている画像編集ソフト「Corel Paint Shot Pro X5」を使用しており、これまたかなり素晴らしいソフトなのですが、これついては別に記事を書かせて頂く事をお許し下さい。
サウンドと言いますが、個人的に重要なのはやはり「音楽」と「サウンドレコーダー」でして、どちらもプリインストールのアプリを使わせて頂いております。
このあたり、ストアを探すと、たとえば地図のgMapsのようにより良いものが沢山あるかも知れないのですが、まずはプリインストールを使ってみたいところ。
■本体マイクでサウンドレコーダー
まず、色々使って分かったのですが、本体マイクで使うと、どうも録音される音が小さいと感じました。
ただ、このあたりはさすがはWindows、デスクトップでコントロールパネルから簡単に設定にアクセス出来るのが安心要素。
やはり、マイクのレベルをいじれるのでした。
ただ、本体マイクだとレベル100%の状態でちょっと小さいと感じたので、マイクブースト+24dbを入れてみました。
ちょっとノイズは増えてしまうのですが、本体マイクでも満足行く大きな音で録音できるので、そっちが重要かなと。
ちなみに、ノイズが気になる時は、この下の+12dbでも大丈夫かな。
ノイズが多めでも構わなければ、より大きな音で録音出来る+36dbもありますが、こっちは緊急用途かも。
サウンドレコーダーの操作は実に簡単。
でーっかく画面の真ん中に表示されたマイクをタッチするだけで録音が開始されます。
録音中の表示も大きく、とにかく全てにおいてシンプルで分かりやすいのが非常な美点。
音楽作品を作るのではなくて、とにかく音を記録しなければならない、という使命をきちんと果たしてくれるアプリだと感じます。
ちなみに、ちゃんと録音の一時停止が出来るため、長い発言があっても、要点だけを撮りっぱなしの1ファイルに収め、後から編集する手間を省く事も可能なのが嬉しい点。
録音は、どんどん新しいファイルになり、タイル形式で次々に表示できるため、機動性を損ないません。
ファイルの名前とか、編集は後から落ち着いてやれば良いし、これは実用性が極めて高いプリインストールアプリかなと。
■音楽プレイヤーとしてはどうか
dynabook tab VT484を音楽プレイヤーとして使うと、まず、本体そのものが既に母艦なので、管理してる音楽ファイルをそのまま本体で聴くという、モバイルとしては画期的な動きになります。
母艦PCが必要か否かが、モバイルプレイヤーの一つのテーマですが、プレイヤーが母艦PCだから世話がありません。
母艦PCの感じを最大限味わうため、聴きたい音楽は、しのごの言わず、デスクトップのエクスプローラーからファイル利選択して「選択した範囲の再生」をするだけにしてます。
こういう、自分のやりたい放題な事が出来るのが、Windows 8.1モバイル最大の魅力かも知れないなぁと、しみじみ思ってしまいますね。
Windows7だと、今のような手順で音楽を聴くと、メディアプレイヤーが起動したものでした。
Windows8.1では、ストア・アプリのミュージックが起動して、音楽の再生を始めてくれます。
慣れないうちは、ストアアプリの世界とデスクトップが何か別々のもののように感じられるのですが、こういう動きを見ると一体化しているのが分かり、違和感よりも何か妙な心強さが感じられます。
モバイル専用OS特有の、何か自分では手出しが出来ない不安感というものが、Windowsではとても和らぐというのがありますね。
肝心の音質ですが、本体スピーカーは音割れとかそういう方面では決して悪くは無いですが、いかんせん本体の下に付いているため、ヘッドフォン、イヤフォンで聴くのが基本でしょうね・・・やはり。
と言いつつ、今、まさにdynabook tab VT484で、このブログを作成しつつ、本体スピーカーでもって音楽聴いていますけれど。
イヤフォンですが、あえて実売980円のパナソニックの有線イヤフォンで聴いてみると、妙な癖がなくて聴きやすく、おっこれで良いじゃないか!!という音質。
だめって感じのノイズも乗らないし、このあたりは東芝もAV機器に力を入れているだけに慎重に設計しているのかな、と感心させられます。
元々性能に余裕のあるPCは音楽プレイヤーとしてもなかなかの実力があり、モバイルのdynabook tabにも良いところが継承されているといった流れでしょうか。
ちなみに、MP3ファイルですが、128Kbpsよりも320Kbpsが良いですね。
差はわずかなのですが、より透明感があって落ち着きます。