2015年5月31日日曜日

ハイブリッドCMOS AF3、こいつ、かなりやるぞ!?

一眼レフカメラEOS KISS X7は、液晶のみのライブビュー撮影でもかなり快適だったりしますが、より進化した「ハイブリッドCMOS AF3」が、後継機たるEOS KISS X8に搭載される、であろうと思われます。

もう搭載されている、EOS M3をじっくり使ってその実力の片鱗に酔いしれたい!!というのが今回の記事の主旨であります。


EOS M3は、個人的には、コンパクトタイプのカメラを買うならば、絶対にこれ!!と心に決めるくらいの完成度です。

専用のEF-Mレンズとの組み合わせだからこそ、という部分を差し引かないといけないですが、ライブビュー撮影専用機だが大丈夫か?!という不安は払拭されている・・・どころか、かなり快適です。

AFはもう「のんびり」なんて思わないくらい素早く来るし、意図しない位置にAFが来ても、あわてずに、タッチでAFポイントを直接「ここっ」て指示すればそこにスパッと行く、液晶撮影ならではのメリットも勿論たっぷり。

このあたり、前世代にあたるEOS M2(つまりEOS KISS X7と同世代)でもイケてましたが、EOS M3はハッキリ進化しててさらに速い。

それに、ハイブリッドCMOS AFシリーズは、速度ばっかりじゃなく、その名の通りの二段階方式によって、最も大切な精度も非常に高いのが実に素晴らしい。

ハイブリッドというだけあり、まずは一段階目、一眼レフで使われている位相差方式でだいたいのAFをスパンと決め(ここで速度が稼げる)、第二段階として、コントラスト方式に切り替えて精度をジリジリと詰て行くため、レンズが多少ピンズレこいててもある程度平気。

実例では、個人的に、長年、キヤノン位相差AFとの相性の悪さで苦しんできた、手持ちの「シグマ30mm F1.4 EX DC HSM」レンズが、(EOS KISS X7搭載の)ハイブリッドCMOS AF2で全く心配なくなりました。

AFが合わないケースはありますが、合わないなら合わないで「だめでした」と正直に言ってもらえるのは素敵。

微妙にピント合ってないのに、「合いました!」って元気に合焦サイン出されるのは地獄であり、ハイブリッドCMOS AFシリーズは正直者の良いやつなんです!!

このハイブリッドCMOS AF3は、EOS KISS X8に搭載されると思われるので、これはでかい。

一眼レフか、ライブビュー専用機のミラーレスか? と選択を強要されることなく、どっちも快適に使えるEOS KISS、さらなる進化が間違いなく見えてきたのでもう大興奮ですよ!!