遅ればせながら、期待のレンズ交換型コンパクトカメラ「EOS M3」を見てきました。
本体はスペックで心配していたよりもずっとコンパクト。
M2よりも明らかにでかくなってるけど、あまり薄さで無理してももうしゃあない。
今や、常時携帯するメモ的カメラは「もうスマホ!!」って時代になったのは否定出来ないから、高性能で薄くて小さいけど、使いにくいカメラを出しても厳しい。
M3は、ダイヤル類とフラッシュ内蔵が大拍手。
チルトタイプ液晶も、そんなに薄さを犠牲にしてなくてこれも素晴らしい。
肝心のAFスピードはどうか。
今までのハイブリッドCMOS AF2でも特に大きな問題は感じてませんでしたが、より進化した3は、普通に写真撮る分にはもうこれでいいじゃないかと思えるほど。
無理してデュアルピクセルCMOS搭載しなくとも、いけるもんなんだなぁと。
メインカメラをEOS KISS X7にして、サブカメラをEOS M3というのは大有りかも知れない。
少なくとも、コンパクトカメラを買うのなら、絶対にこのEOS M3を買うぞという気持ちにはなれました。
ただ、9万円くらいでこれを買うかと言われると、ちょっと悩むのが、EOS KISS X7の存在。
EOS KISS X7は、私のカメラ観を完全に変えた、個人的にはキヤノン史上最高にして、カメラの歴史に残る超名機。
確かにコンパクトタイプよりデカイですが、撮影において、ただの一滴も何の心配も無いミニカメラというのはあまりにも大きい。
しかもKISSとしては、前例を見ない長寿命の最新機種であるため、実売価格が目をむくほどに安い。
EOS M3そのものは、文句なく良いカメラなのだけど、ここで9万出すなら、もう一台X7買うか、次のX8に使いたい気持ちがあったりする。