ゴールデンウィークの記念として、PS4で前々から凄い凄いと話を聞いていたオープンワールドゲーム、「グランドセフトオートV (GTAV)」を購入してみました。
このゲーム、確かにとんでもないスケールと技術の詰まった大作で唸らせられますね。
しかも、まるで現実に自分がそこに存在しているかのように色々出来てしまうのですが、真っ先に「う!!すげぇ」となったのが、ドライブ関連の部分でした。
主人公のフランクリンは、カーディーラーから頼まれて、支払いが滞っている(?)人物から、高級車を取り戻す仕事(ミッション)を受けますが、さすがはPS4、クルマはもちろんのこと、キャラクターも土地も建物もリアルサイズで全て克明に描画出来ています!!
普通のカーゲームだと、クルマで暴走するだけで、特に、乗り込むべきキャラクターとクルマの絡みなんかは全然無いわけで、ものすごく新鮮。
しかも、クルマの装備がきっちり描かれていて、ちゃんとキャラクターが反応してくれてたりします。
こういうのは嬉しいですねぇ。
GTAVのクルマは、実車ではないのですが、個人的には実車じゃない方が没頭できるかな。
実車モデルなら、アイ、アイミーヴ、カプチーノ、S660のどれかに乗りたいけれど。
さぁ、出発だ!! と思ったら、なんと!! 持ち主が駆けつけてきて、フランクリンが車から引き摺り下ろされてしまった!!
こ、凝っているなぁ!! こういう展開もあるのか!!
そこまで作り込むかというのが多発するのがGTAV。
こうなると、持ち主を腕力で撃退して出発しないといけないですが、素早く出発していたら、持ち主が来るまでに迅速に出発出来るんで、争い無しも可能です。
クルマの操作ですが、めっちゃカンタン!!
アナログスティックがステアリング、右トリガーでアクセル、左トリガーがブレーキとリバースギアを兼ねている作りです。
そして、楽しい!!
普通のカーゲームだと、コースが決められていて、外れて走れてもちょっとだけというパターンですが、GTAVは、まさに縦横無尽。
クルマが入れるところであれば、自由にどこでも走れてしまいます。
今や、オープンワールド・レースゲームというジャンルが存在していますが、それのよりオープン寄りという感じ。
ちなみに、クルマは、バンバン壊れます!!
破壊描写は徹底してて、これはもしも実車を使ったら、メーカーの担当者がブチキレだろうなぁというくらいまで壊せます。
ミッドシップカーはなかなかエンジンが見えないですが、フロントエンジン車だと、エンジン丸出しで走るくらいまで行きますね。
ちなみに、車は、ミッション以外のフリー移動中でも、路上駐車しているクルマの窓を割って(!!)自由に乗り込んだり、人様のクルマのドアを開けて強奪(!!!!)したり、自由に手に入ります。
おいおい、いいのかよ!!というくらい自由なのがGTAV。
PS4は、視点の切り替えも可能ですが、ドライブ中に視点を一人称にすると、ちゃんと運転席視点になります!!
右スティックだと、運転席の中を見回す事まで可能。
モーフィアスと組み合わせたら、そのまま即日バーチャルリアリティ・カーゲームになっちゃいそうです。
それと、それと、自由にどこでも走れると言いましたが、これこれ、なんと線路の上を爆走してるんです。
街中だと、他の車とぶつかったり、歩行者がいるから、思いっきり走れないんで、川原とか線路とかでフル加速!!
ゲームでしか出来ない事をするのは、高揚感ありますね。
さらに、道路を外れて川の中に転落してしまった!!
そのまま川の中をドライブ!!
しかし、水深が深くなりすぎて、エンジンが浸水してストップ・・・しょうがないから降りて歩く・・・こんなところまで処理を実現してるんです。
オープンワールドGTAV、話には聞いていたものの、実際にそこまで再現されているのは圧巻です。
ちなみに、水の表現は、美麗なグラフィック揃いのPS4の中にあっても、トップクラスかなと思います。
普通のカーゲームだと、否応なしにコースに投げ出されて、否応なしに指定されたコースを、決められたタイム以内で走らないといけないですが、GTAVはそうじゃないです。
世界が一つバーンと与えられ、(ミッション以外は)自由に走る事が許されるので、ドキドキが半端じゃない。
安全運転するのも、事故を起こすのも自分の責任なんで、パーキングから道路に出る時とか、まるで本当に友達のクルマでも借りて道に乗り出すあのドキドキ感が再現されてしまいます。
これ、もうゲームを超えている気がする。
アメリカ合衆国の道路を、安全運転でのんびりドライブ!!
なんか、アメリカの道路を走る、交通シミュレーターみたいで、これだけでも7000円払う価値がある気がします。
ゲームの中で、車間距離に気を配って走るとか、やった記憶がないぞ。
楽しい楽しい。
アメリカ合衆国の道路って、こうなってんだー!!
などという新しい発見。
自分でアメリカの道路を運転する機会なんて、日本から外に出たくない私には、ちょっとないだろうから、体験できてありがたいよ。
車線とか信号とか、すげぇ勉強になってしまう。
フランクリンの自宅にクルマを入れようとしたら、歩行者が来た。
通り過ぎるまで待つ・・・って、こういうゲームやった事ないや。
これ、こういうカーゲームやりたかったの!!
期せずして、GTAVを買ったら実現してしまったよ!!
嬉しいなぁ。
ちなみに、オープンワールドなので、自由自在に行動出来るんですが、GTAVの世の中は割りと世知辛いです。
たとえば、クルマの前に立ちはだかる迷惑行為をしてみると、まぁ、クラクション鳴らされたり罵倒されたりとか、そういうので済むと思うじゃないですか、ゲームだし。
しかーし、気性の荒い人(この世界のキャラクターには、いろいろと個性があるみたい)が相手だと、いつまでもどかないと、そのまま急発進されて跳ね飛ばされる!!
実際、このシーンの後には、急発進されて跳ね飛ばされました・・・。
人によっては、そのまま待ち続けたり、バックしてすり抜けて行くってパターンもありです。
このシーン、笑いが出てしまった。
道路をふらふら歩いていたら、バンにひかれてしまったんで、一応ゲームだしなぁと、そのバンに蹴りを入れちゃったんです。
そしたら、普通なら、クルマがへこむけどそのままストップしてたりするだけじゃないですか。
GTAVは甘くない!!
クルマから、なんと二人の男が降りてきて(おいおいマジか)、めちゃくちゃ殴られてしまって入院させられた!!
ひかれた挙句に、この仕打ち、ゲームでここまで作れるものなんだ!! いやーテンション上がりますねー!!
ちなみに、ふざけてクルマの前に飛び出して通行妨害したら、なんと鉄拳制裁か、三回もクルマに当てられてノックダウンさせられてしまった・・・。
ゲームなのに現実の厳しさ(??)が味わえるGTAV、す、すげぇよ・・・。
クルマの話ばかりしてしまいましたが、このGTAV、全体的に、まるで現実の世界みたいにグラフィックが美しく、臨場感たっぷりです。
色々な行動が出来るゲームなので、グラフィックはその分、品質が劣るかな??なーんて最初は甘く考えていたら、全然違って、かなりすげぇぇぇです。
インファマスやジ・オーダー1886にはかなわないかなと思ったら、そうでもない!!
さすがはPS4だなぁというところ。
天候変化もあって、雨なんか、もう本当に自分が浴びているくらいにリアル。
自分がこの世界に本当に立っているクラスの臨場感の作り方も手馴れている。
アメリカのスタジオは、もう、こういう凄いプログラミングとか、すっごい慣れている印象。
PS4は、世界トップクラスのゲームが、切磋琢磨している、まるでオリンピックみたいな世界。
PS4でゲーム開発していないところは、かなりヤバイんだろうなという心配があります。
GTAVの世界と言えば、とにかく本当の世界みたいに広くて色々な場所が作りこまれているんです。
たとえば地下鉄のトンネル!!
まともに作られているため、一回迷い込んだら、いくら走っても外に出られないくらい長い!!
そこまで作るのか。
気が遠くなるくらい長い地下鉄のトンネルを走って、ようやく駅に。
このでかい世界が、ロードなしで描かれるんです。
PS4の誇る、秒間176GBの容量8GBメインメモリがいかに偉大なのかが身に染みますねー。
8GBをゲームに全力で張り込めるのって、想像を絶するくらいの成果が得られるのだった!!
全部ではないけど、家の中とかも作りこまれているし、このあたりは、ゲーム最高峰「ザ・ラスト・オブ・アス」やってて本当に良かった!!
ラストオブアスやってなかったら、家の中だけでも、感動の容量が大きすぎて私の頭がショートしまくりだったと思う。
フリー行動はもちろん、ミッションをこなしていくと、キャラクター同士の軽妙なアメリカントークも楽しめるし、楽しみはもう手に負えないくらいあります。
PS4は、本当に良ゲームが止まらない!!