前回、EOS KISS Mの4Kムービーから切り出した静止画をA4プリントしてみたわけですが、いっっやーマジで驚きましたね。
4Kは解像度が高いから印刷に向いていると思ってはいたものの、元々のEOS KISS Mの高品位な画質が継承されるため、ムービーからの静止画と言うよりはちゃんとした写真クオリティ・・・それも、昔の600万画素デジタル一眼レフ並(すごい)と言っていい、品の良いプリントでした。
↑と、なると、4Kムービーからの静止画は「写真として使える!!」という新しい世界がまたまた拓けてしまったわけです。
ワンカットにつき1枚か2枚程度の静止画なら、EOS KISS M本体だけでも秀逸な操作性によって快適に切り出せるのですが、この高いクオリティならば、もっと本格的に切り出したい!!
ちょうど、キヤノンの純正アプリケーション「Image Browser EX」というのがあるんですねぇ!!
これの、静止画切り出し機能が「MovieFrame Task」と言うのですが、4Kムービーにも対応しています。
操作は感動的に簡単で、起動したらまずは静止画を切り出したいムービーファイルを選びます。
↑次はどういう方法で静止画を切り出すか?を選ぶだけ。
なんと、全フレームを切り出したり、枚数を指定したり、間隔を指定してフレームを切り出したり、かゆい所に手が届く感じで静止画が得られます。
枚数が増えるほどに処理時間が延びるので、おすすめは、手軽な「枚数指定」ですかね。
↑次にプレビューが出て来るのですが、サムネイルが生成されますが、いちいちサムネイル生成終了を待つ必要はなく、「次へ」でこの画面はアッサリとスキップ可能です。
↑後は「保存」するだけ!!
あまりの簡単さにクラクラ来ます。
ちなみに、初期状態だと、ムービーファイル名と同名のフォルダを自動で作り、その中に静止画をドドドーッと出力してくれてこれまた分かりやすい!!
↑目安ですが、18秒程度のカットから、50枚の静止画を出力するのに、Core i7(2630QM) + HDD(7200rpmの1TB)マシンで、だいたい2分弱くらい。
↑ムービーファイルと同名のフォルダが作られているのが分かると思います。
とにかく何もかも分かりやすくてありがたい。
↑切り出した50枚から抜粋して何枚か掲載させていただきます。
これ、1枚、1枚が、ムービーの静止画ではあるのですが、くどいようですが、写真並のクオリティです。
A4プリントすると、確かにカチカチの解像感までは無いのですが、立体感がちゃんとあって、ふくよかな画質。
とてもムービーからの切り出し、というワードから連想するような、安っぽい感じではありません。
ただ、ムービーだから、動き最優先でシャッター速度は1/60秒にしておりますので、動きの速い被写体なんかは被写体ブレが結構出てきます。
このあたり、4Kあれば写真撮影はいらないや、とはならない理由の一つなので注意が必要かも知れませんね。
EOS KISS Mの購入動機には4Kは全く含まれていなかったですが、今や、早く次の写真撮影と共に、次の4Kムービーも撮影したくてウズウズが止まりません。
錆びついていたムービー撮影意欲が完全に回復しました。
EOS KISS Mは恐ろしいカメラだぜ・・・