2019年1月1日火曜日

ASUS E203NAに再び統合開発環境Visual Studio Communityをインストールする!

ますます活躍の度合いを増す節電モバイルPC「ASUS E203NA」ですが、以前はギリギリ何とか統合開発環境「Visual Studio Community」をインストールしていたのですが、結局、ストレージの容量不足が厳しく、アンインストールしてしまいました。

しかし、Windows 10の徹底チューニングやファイルの整理によって、そこそこストレージが空いて来たため、今回いよいよ再挑戦です。

特に、Windows Updateで使ったファイル整理をこまめにすると全然違いますね。


↑初期状態で25.3GBの余裕があります。

これならいけるか?

以前は、ストレージが10GB台しか空いていなかったため、メモリカードにインストールファイルを逃がしたり、ストレージ自体に圧縮をかけてCPUの負荷を上げてしまったりして、ASUS E203NAを使っていて不安になるような事をしましたが、やはり心に引っ掛かりがある事はしない方が良かったですね・・・。

今回は何の変化球も投げず、素直に直球でインストールして運用するのが目的です。


マイクロソフトのVisual Studioインストールサイトにアクセスして、無償版のVisual Studio Communityをダウンロードするのですが、最初は「インストーラー」をダウンロードして実行する所から始まります。

さすがに、一気に全てをインストールする容量はないため、取捨選択が必要で、このインストーラーは何回もお世話になりそう。

後でスタート画面にピン留めしておきたいと思います。


↑Visual Studio Communityは、営利目的や企業などでの使用は厳しいライセンス制限がつきまとうのですが、個人なら何も気にしないで使える上に、従来の無償版「Express」と異なり、製品版のVisual Studioに非常に近いものとなっている驚異の無償版IDE(統合開発環境)となっています。

極めて数多くの開発が可能となっているのですが、「.NETデスクトップ開発」と「ASP.NETとWeb開発」をインストールする事にします。

ちなみに、初期状態だと、「ASP.NETとWeb開発」に、MVC4がチェックされていないのでチェックしておきました。


あれっ!?おかしいぞ!!

なんと、インストール終了したのに、ストレージの容量が全然減ってません。

Visual Studio Communityを立ち上げても、プロジェクトに、開発用のテンプレートが全く表示されない状態になり、完全にインストール失敗してしまいました。

インストールで失敗しても、一見すると成功したように見えてしまいます。

ログの表示をすると、何が起きているのか分かるようになっているため、この手のトラブルはログ解析必須なんですね。


↑ログを見ると、やはりインストールで致命的なエラーが起きていました。

内容は「The specified path is too long (パスが長すぎます)」なんですが、これ、額面通りに受け取ってはいけません。

確かに、本当にパスが長すぎる時ってのもあるんですが、今までの経験だと、指定されたインストール先のパスが壊れていたり無かったりする時でも「パスが長すぎる」と表示されます。

このあたり、仕事では特に注意が必要ですが、この手のエラーメッセージって、ずばり原因をピンポイントで親切にお知らせしてくれる事ばかりじゃないんですよね。

というより、その多くは、エラーの時に代表的な(大雑把な)メッセージが出てくるので、核心とは全然違うという事もありえます。

内容を鵜呑みにしたまま進むと、逆に解決が遠のく事があり、注意が必要です。

今回は、以前、メモリカードに「ジャンクション」という仕組みを使って、インストールファイルを逃がしていたのですが、今はそれをやめたため、インストール失敗ってなっていたわけです。

rmdirコマンドでジャンクションを解除してメモリカードに行かないようにして解決しました。

これは、言うなれば、私の環境特有の問題だったので、他の方は引っ掛からない部分であり、気にしなくとも良い部分ではあります。


↑ようやく、Visual Studio Communityで新規開発出来るようになりました。

eMMC-64GBは、SSDには到底かなわないとは言え、HDDよりも高速でさくさく気持ち良いですね。


↑さて、ストレージの残量は、21.7GBです。

(容量的な話で)やっかいなWindows Updateのために、10GBの余裕を見たとしても、21.7GBの残量ならば、何とか大丈夫そうです。

これで、ASUS E203NAは、節電モバイルPCと言いつつも、常時SQL-Server 2017 Expresを稼働しつつ、Visual Studio Communityも抱えておけるわけで、3万円の格安PCのイメージを遥かに超えたメインPC級の活躍が出来るマシンになってますね。

正直、いきなり余裕しゃくしゃくのハイスペックマシンを買ってしまうと、ストレージの整理や、Windows 10の高速化チューニングあたりは、全く勉強しないまま進んでしまうと思います。

ASUS E203NAだと、真剣にそこらをやらないと快適になりにくいし、しかも、やればやるほど快適性アップとして結果が実感できます。

しかも、その成果は、ハイスペックマシンにも適用出来て、より快適に出来ます。

というところまで考えると、ASUS E203系マシン(今は強化新型のE203MAが発売されています)は、絶対におすすめのグッドPCと言えるかも知れません。