2019年1月2日水曜日

EOS KISS Mが切り開いてくれたパソコン・パワーアップ

年末年始、メインRAMとSSD換装だけなのに、手持ちの古い7年前のマザーシップPC「Aspire 5750G」があまりに凄まじい大化けをしてくれたお陰で、ずーーっと仰天しっぱなしです。

大げさでもなんでもなく、もはやパーツ交換ではなく、新型の高速パソコンを新しく買ってきたとしかもう思えなくなるくらいの大進化で、経年劣化は隠せないとしても、こと性能においてはもはや何一つ言うべき事はなくなりました。

全てを変えてくれたきっかけは、カメラの「EOS KISS M」のお陰で、結果的に、Windows 10のチュー二ングも徹底的に勉強できたし、色々枝葉が広がって行ったので、ありがたいの一言です。

EOS KISS Mの2400万RAWデータの処理が問題なく軽ければ、何のチューニング勉強もせず、何の対策もとらなかったのだと思うと、このカメラは先生であり、ありがたみは生半可なものではないです。

■こんなに違う!!

↑いやーーー毎日、Aspire 5750Gを見るたびに、あの7年前の栄華というか、「ついに、私なんかでも、4コア8スレッドのCore i7マシンを手にする事が出来たんだなぁ~」という、しみじみとしたあの感慨が、また鮮明に蘇って来ています。

普通7年前の機材なんて、買い替え一直線でしかないように思うんですが、少なくとも、ロケット垂直発進のようなパワーアップはあるわけねぇわ!と思うけど、ありました。


メインRAM 4GB + HDD時代は、もうEOS KISS Mの2400万画素RAWデータに対応するのは無理でした。

ただ、Windows 10を全然チューニングしていなかった、というのも今思うと相当に大きく、背後でWindows 10が大量の「今特に必要ない大量の処理」を実行中に、RAW処理が重なって激遅になって、どんどん株を下げてしまった状況というのはあります。

正直、Windows 10チューニングがここまで重要なものだったとは、今回の悲惨極まりない低速地獄のロードに叩き込まれて初めて知りました。

こうなると、仕事もプライベートもですが、「順調なうちは何も身につかないし、何も分からないものかも」(かもかよ)というのを座右の銘にしたくなるほどの現実を思い知らされました。

ただ、今や、ここから完全に立て直せました。


SSD換装した、今となれば、全世界が一変してパラダイスです。

DPP4.0は快適だし、そもそもカメラから写真ファイルをPCに移動するだけでも既に快速体験を味わえます。

何もかもが、まるで天国の速度ですね。

もちろん、このような目もくらむような恩恵は、カメラばかりではないです。

HDDでは不安になるほど遅かったWindowsストアアプリはパッと起動するし、イベントビューアーなどの設計系は重過ぎてチェックを疎かにしてたのが、軽快に開くからチェックも頻繁にしたくなるし、Visual Studio CommunityもManagement Studioも、出来ることならば、このまま仕事用のパソコンとして使いたいくらいには速い。

あと、パソコンの使い方を根本的に変えるのは、シャットダウンからの起動がわずか15秒程度なので、毎回シャットダウンしても気にならない!

HDDだと、起動が遅すぎるからWindowsのシャットダウンは仕方ない時のみでしたが、これからは常用可能。

あまりの違いに、茫然となってしまうくらい違う。

今まで使っていたPCが、2箇所のパーツを交換しただけ、Windows 10のチューニングしただけで、7年間という年月を一発で吹き飛ばして、最新モデル買ったと思えてしょうがないくらいの高速快適っぷりになるなんて、そんな事あるんだなぁというところ。



↑今の私のデスクトップですが、この時点で、既にWindowsスタートメニューを開く時点で超高速を体感できます。

さて、問題のEOS KISS Mの2400万画素RAW現像ですが、同じPCなのに、とてつもなく快適になりました。

初日の出を撮影に行った時に、214枚のRAW現像をかけてみたのですが、枚数が増えれば増えるほど重く不安定になっていたDPP4.0ですが、これはメインRAM 16GBの増量効果もあり、全体的に何の問題もなくなりました。

さすがにCPUはそのままなので、1枚あたりのRAW現像処理は変化ないだろうと思ったら、これも高速化されました。

演算処理そのものは高速化されるわけがないので、これは、ストレージにファイルを書き込むフェーズが圧倒的に高速化されたものと思われます。


↑ ちなみに、具体的にどれくらいの処理時間になったのか?

実際に、このブログを書きながら、DLOありの重量級2400万画素RAW現像を同時にやってみたところ、安定して(重要!!) 1枚あたりの処理時間がなんとHDD時代よりも30秒くらい高速化され、1分23秒!!

DLOありだと、進捗の数字が、5%と20%で一旦止まって焦らせて、そこからパラパラパラーッとリズミカルに数字が上がり続けて安心させ、99%で一旦止まって焦らせるって動きをするんですよね。

これが安定して続く。

で、少し放置しとくと、気が付くと30枚とか現像終わっててほっとする。

メインRAM 4GB、HDD、Win10チューンなしの最低最悪の時期だと、「そろそろ15枚、うまくすれば20枚くらいはRAW現像終わったろ?」と思ってみたら、まだ2枚か3枚しか終わってない激しい絶望があったけど、もはや良い思い出話です。

カメラも何もかも、PCが快適だと世界が変わりますね。

CPU、GPUも含めて最新世代パーツだとどうなるのか、さらに興味も湧いてきました。