2022年5月4日水曜日

(Surface)Surface Go2をエンタメ機として使うと...

モバイルPCとして、個人的には史上最高の活躍をしてくれているSurface Go2ですが、たまに、XperiaやROG PHONEを差し置いてエンタメ機としても使用するようにしています。

その時の様子について書かせて頂きたいと思います。


オールマイティだがひと手間多いWindowsの特徴

Surface Go2は、良くも悪くもWindows 11マシンなのでその特徴が良く出ています。

つまり、複雑な編集等クリエイティブ系作業からエンタメまで全て十全にこなせる...けれど、ひと手間多い。

逆に言えば、ユーザーがその気になれば事細かく何でも制御出来る自由度につながり、悪い事ばかりではないですが、androidマシンに慣れていると違和感が出てしまうのが時代というもの。


↑たとえば、神サービスのAmazon Musicですが、Windowsでの最高音質利用には「音質の最高設定化」が必要。

Surface Go2であれば「24bit 48KHz」が最高音質設定なのでこれに変えます。

Windowsは万人が使うように考慮されているので、音質は標準だと最高になってないので、ここを変えないまま漠然と音楽聴いていたりすると損です...

それとAmazon Musicアプリには重要な機能「排他モード」があって、これをONにします。

名前の分かりづらさもWindowsらしいですが、1つのアプリがWindowsマシンの全サウンドリソースを専有出来るモードです。

これをONにすると明らかに音が一段階ドンと強くなるので、高音質で聴くためには必須の設定なのですが再起動するたびにOFFに戻るため、毎回ONにしないといけない手間があります。


情報量の多さと操作の細かさが良くも悪くもWindows

Windowsの特徴としては、解像度が高くなるほどに情報量が多くなる(androidは情報量は変わらずに表示が精緻に美しくなって行く)ため、1920x1200ドットもあるとかなり画面が広々です。


画面広々で気持ち良いですね!!

ただ、さすがWindowsだけあり、指ではなくてマウス操作を念頭に置いたUIであるため、タブレット・フォームで指タッチ操作しようとすると、ボタン類が小さくて「う?!」となりがち。

それと全体的な話ですが、androidでは存在しない概念「マルチウインドウ操作」が普通に入るので、ウインドウの移動やサイズ変更に指だと苦労したりする事も。

ここら辺は圧倒的な自由度との引き換えなので、良い悪いを論じる部分ではないですが、android感覚で「気軽にビュンビュン操作するぞー」と踏み込むと、なかなか弾き返される部分。


タブレットモードではソフトキーボードが若干厳しい

Surface Go2は、パーフェクトな位素晴らしいキーボードカバー装着前提のマシンなので、その分、ソフトキーボードが使いにくいという感じです。

特にフリックでの日本語入力は、androidのGboardを知っていると、まるで未完成品みたいでキツイ。

日本語はフリック、アルファベットはフルキーとかの切替がソフトキーボード内での変更じゃなくて、ソフトキーボードそのものの種類を丸ごと切替なので、ぐうううーとなってしまう。

マイクロソフトはIT系の超大企業なので、Gboardを研究してWindows用のソフトキーボードを開発してもバチは当たらないと思う...よろしくです。


ただ、Surface Go2は、持ち前の特長が素晴らしいです。

タブレットでイライラ来たらすぐに、パタン!!とPCにチェンジ出来るし、PCで疲れたり移動しながら使わないといけなくなったら、パタン!!とすぐにタブレットにチェンジ出来るし、この応用範囲の広さはちょっとクラクラくらい素晴らしいです。

特にPCが、ただ物理キーボードとマウスを繋いだだけのタブレットなんかではなくて、本物のWindows 11パソコンになるというのは圧倒的です。


処理能力は十分にある!!

Surface Goは、XperiaやROG PHONEと異なり、カテゴリーの中ではハイエンドではなくてエントリーに属する機体なのですが、処理能力は十分にあると思います。


Amazon Music聴きながら、YouTubeで好きな動画を流しながら、プログラミングしたりブログを書いたりとか、あるいはカメラで撮影した写真を整理したりとか、ExcelでVBAマクロ付きのシート作成したりとか、ガンガンやれます。

また、androidと異なり、Windowsは自分がシステムの管理者であるため、PowerShellコマンドあたりで自由にサービスやプロセスを調整したり、メインRAMの残量を監視して、不足して来たらコマンドで解放したり、そういう事も可能。

(メモリ解放は、以前マイクロソフトが公開していた純正のサーバー用解放ツールを使っていますが、今は公開終了したため公式では手に入らないです。Windows 11の標準機能にするからか?と思ったらそうでもないし...メモリ解放ツールは標準搭載して欲しい...)

YouTuberさんのレビューを毎回楽しく拝見しているのですが、どうしても基準が「フルHDや4K動画編集」「3000万画素以上のデジタル一眼のRAW現像処理(数百枚単位)」が持ち出されるので、普通のWeb利用なら十分とかいう風になってしまいがちですが、Core m3の処理能力は立派で、普通のエンタメ利用は十分こなしてくれますね。


マイクロソフト純正だから?安定している印象

Surface Go2ですが、さすがマイクロソフト純正品、さらにWindowsとしては珍しい高品位を全面に押し出したブランドだけあり、エンタメ利用とか重たい処理をしても安定している印象です。

もともとマイクロソフトの14nmプロセスCPUは、設計の古さと引き換えに成熟した製造技術を享受出来るメリットがあるので、それが活かされている感じです。

結局、安定してないと精神的に疲弊してくるので、ロマンを求めてもそこがグダグダだとある日スイッチが入ったようにいらなくなってしまう。

スペックの派手さやパッと見の速さをチヤホヤしがちですが、安定しているかどうかというのは、当たり前としてとらえず、もっと大きく評価しても良いのではないかと思います。


今後のPCの買い方

単純に処理能力の高いSurface Proを買いたいと思った事もありましたが、寝転がってタブレットとして利用しようとすると、Surface Go2ですらも、顔面に落としたら骨折するんじゃないかという怖さがあるので、10.5インチでそれなら13インチなんて絶対無理。

イラストレーターさんならPro一択でしょうが、私の場合はサイズのデカさで持て余すのが確定なので、悩ましいところです。

Surface Go4は出るかどうか分からないし、出るとしてもまだまだずっと先だろうし、Surface Go3 (Core i3)もアリかも。

それか持ち歩きはGoに任せて、重たい作業だけ、Surface Laptop Go2(仮)に分散するという手もアリか...

いずれにしろ、Surfaceを増強したいので、色々考えています。