2023年12月6日水曜日

(PC) ROG ALLYを「ミニデスクトップPC」として使うと超絶なのでは??

ROG ALLYかぁ...確かにPCの携帯ゲーム機は大いなる輝かしい未来があるが、今はちょっと...と思ってましたが、ある事を失念していました!!

確かに、本体をグリップするためにある特異な形状のため、モバイルPCのようには使えないから自分のニーズには合わない...と思ってましたが、逆だ、逆。

モバイルPCではなくて「ミニデスクトップPC」として使えると考えると、一発逆転で超絶マシンになれるのでは?!


基本性能が破格に高いため、PC利用にはうってつけ!!

ROG ALLYの大きな美点としては、私なんかが今更言ってる場合じゃないけれど、基本性能が破格に高い!!という事が挙げられます。

携帯ゲーム機というと、どうしても家庭用のイメージから「おもちゃ的なもの」という印象が強いかもですが(ソニーが家庭用の携帯ゲーム機でも復帰し始めているので今後は変わる?)、PCの携帯ゲーム機場合は最初からプレイステーション・クラスを相手にしている(かのような高性能である)ため、レベルが滅茶苦茶高い。

どれくらいレベルが高いのか、おもちゃどころの話ではなく、ROG ALLYと同等の仕様のモバイルPCを探しても、同じくらいの値段では存在しない、というのが現状です。

ROG ALLYのスペック(これで10万円ちょいという衝撃)
CPU AMD 雷禅 Z1 Extreme プロセッサー (8コア/16スレッド/最大5.1GHz)
メモリ 16GB LPDDR5-6400
ストレージ 512GB PCIe 4.0 M.2 SSD
ディスプレイ 7インチ フルHD (1920x1080) 120Hz タッチスクリーン
グラフィックス (内蔵)AMD Radeon グラフィックス (最大8.6TFlops FP32)
冷却システム ROGインテリジェントクーリングシステム搭載
有線オーディオ端子 3.5mmシングルエンド(ハイレゾ対応)搭載
SDXCメモリカードスロット 高速UHS-II規格対応
バッテリー 40Wh (最大約10.2時間駆動)
サイズ 幅280.0mm×奥行き111.38mm×高さ21.22~32.43mm
質量 約608g
OS Windows 11 Home 64ビット


Surface Go2の代わりが他にあるだろうか?と探した時に(結局Goシリーズしかなかった)あらためて思い知ったのですが、異形だからモバイルPCとしては非常に使いにくいという弱みはあれども、性能そのものは圧倒的と言い切って良いです。

逆にどうしてこの性能で10万円ちょいなのか、謎なくらいです。

CPUの雷禅(Ryzen) Z1プロセッサは、Surface Goにも搭載して欲しいくらいですが、ROG ALLYはしっかりとした冷却システム「ROGインテリジェントクーリングシステム」とのペアなので、無音が要件にあるSurface Goには無理か...という所ですね。


そのままモバイルPCではなくて、ミニデスクトップで誰もが笑顔になれる?!

このままモバイルしたとしても、異形ゆえに使いにくいのは目に見えているとは言えども、タブレットPCとして十分使えそうです。

ただ、形状が関係なくなる、ミニデスクトップPCとして使ったら、一気に魅力が爆発するのでは。

高性能が遺憾なく活かせるし、ゲーミングデバイスで課題の冷却も、実績のあるROGインテリジェントクーリングシステムを搭載しているので、心配はない...といいな。


このROG ALLYの課題としては、USB端子がたったの一つしか無いという点です。

そんなのSurface Go2もそうじゃんか、と言われるかも知れませんが、Surface Go2は、充電用に専用の端子「も」設けられているので、充電しててもUSB端子を塞ぐ事はありません。

ROG ALLYは、なんと、たった一つしかないUSB端子を充電でも使うという非道仕様なので、異形というだけでなく、モバイルPCとして使いにくいという原因の一つにもなってます。

逆に、何かやろうとしたら、ここに積極的にPCドッグを接続してあげよう = 必然的にミニデスクトップPC利用にしよう、となるわけですね(今回、おそまきながら気がついた...すみません)。

最高性能を出そうとすると、1万円以上する、ROG純正のUSB給電アダプターが必要なので、そっちを買った方がいいのかな。

ただこの純正USB給電アダプターですが、HDMI端子でモニターを接続、USB2.0にはゲームコントローラーを差し込むようになってます。

最新鋭の仕様からすると古びた規格ですが、多分、昔からなじみのゲーム機器やモニタを流用できるように配慮してあるので、ここは長年の知識と経験を持ったROGマシン開発の知見かなと思います。

端子数がギリギリなのも、下手に色々できるようにしてサポートしきれないより安全策!!という気持ちなのかな、だとしたら分かる気がします。

とは言えども、逆パターンのアプローチで、ミニデスクトップPCが、その気になれば自在に持ち歩けてそれなりのゲームもできる!!という方向で考えるとお得感どころか、Surface Goとはまた別の「唯一無二感」までもが出てきますね。

もっとも、PCとして持ち歩くのにあまりにも重きを置いてしまうと、ここまでの性能はいらないから、もっと普通のモバイルPCにしとけば良かった...と思う日も来るかもですが、そこは各個人の運命にも左右されるから何とも言えない部分ですね。