かといって、東日本大震災を経験した上、続発する災害も考えると、持って逃げられないデスクトップPCは検討出来ないので、大パワーノートPCの中で「これだ!!」というのが「ROG Zephyrus M16」です。
ROG Zephyrus M16のカタログを読む
残念ながらまだ実機には触れられていないし、仙台ではもしかして無理かなぁという感じですが、とにかくカタログだけはもらえました!!
ありがちなROG総合カタログではなく、専用のカタログなのが燃えるポイント。
↑このカタログの表紙ですが、本機の搭載する高度な冷却システムをアピールしていると思われます!!
この手のハイパワーノートPC(ゲーミングノートPC)の欠点として、高性能だけど発熱がものすごいパーツを狭い筐体に詰め込んでいるため、熱のために性能が下がったり破損したり「熱崩壊」みたいなのが指摘されていました。
あまりにも言われ過ぎて、さすがに2021年モデルは強力な手を打ってきました。
CPUにはあのPS5も採用して話題になった「液体金属グリス」を採用!!
その液体金属と、冷却システムの「ROG インテリジェント・クーリング」が大放熱するさまを視覚化したのが表紙のイメージだな、というところです。
ハイパワーの決め手「ROGインテリジェント・クーリング
いやーーーやっぱりハイパワーPCとなると、気になるのが冷却システムがシッカリしているのかどうかって所ですね。
せっかく超高性能パーツ搭載してても、熱くてグダグダになるんだったら、最初から安くて冷える下のグレード搭載してくれとしか言いようがなくなる。
その点本機は安心で、「ROG INTELLIGENT COOLING(ROGインテリジェント・クーリング)」などと名前ついたシステムを堂々搭載。
この気合で冷えなかったらあきらめるしかない、という所までやってくれてます。
一点気になるのが、Webのレビュー拝見したところ、なんか排熱ガスが液晶パネルに吹き付けるので長期的に大丈夫か?と心配されてましたね。
液晶パネルが背面のでかい排熱ノズルを「ついたて」みたいに塞ぐ格好になるんですよね...どうなんだろそこは。
オーディオ利用も、ビジネス利用も万全なのが心強い!!
カタログを読み進めると、冷却システムが「ROG INTELLIGENT COOLING」で万全なのは安心出来たので、いよいよ、搭載されている能力・機能はどうなんだろう?という所が気になりますね。
↑細かいスペックの話も重要なのですが、本機を俯瞰すると、ゲーミングという目的によって、排熱や基礎性能をアップする理由としているのですが、最終の目的地は、決してゲームだけではなくて、オーディオやビジネス利用など、パソコンらしい汎用利用全般を強化しようというガッツに溢れてて非常に好感が持てます。
ネットでも調べましたが、キーボードの配列が非常に良好で、よくある変な主張や癖が見られません。
さらに静音キーボードとなっていて、よほど意識して強く打ち鳴らさない限り、静かな場所でも気になりにくい設計になっています。
このあたり、使ってみたら良かったという事はあるかも知れないけど、あえてカタログで強調しているモデルは珍しく「よし!」ってなりますね。
タッチパッドは広くて使いやすく、マウスが無くともまぁそれなりに大丈夫かも。
そしてオーディオですが、体が大きな本機なのでスピーカー利用も多くなる気がしますが、そこは、なんと6スピーカー!!
ステレオの2スピーカーどころか、6スピーカー!!クルマのオーディオシステムかという勢い。
ネットのレビューでも高音がかなり素晴らしいとの評価でしたよ。
あと3DマイクとWebカメラ搭載してるので、追加出費なしでビジネスのビデオ会議がすぐに出来るというのもポストコロナのリモートワーク時代には心強い。
もっとも、自分のPCを業務に使うのか、支給品やろって問題はありますが...
あとさすがインターフェース類は何の心配もないですね。
フルサイズのUSBもUSB-Cも揃っているし、HDMI端子もあるし、USB-Cは外付けGPUボックスも接続可能な規格。
うちの話ですが、前のマザーシップPCがダウンしたせいで、まさかの有線LAN搭載PCが一台も無いという状況に陥っているんです。
内蔵式のがあればありがたい。
↑液晶モニタの話ですが、ビジネス用途だと、最近はもう完全に16:10比率が逆襲してますね。
16:9は縦方向が狭いのでビジネスもやるなら16:10という風向きになってますね。
実は私も、絶賛好感度アップしまくり中の「Sarface Go2」が16:10比率で、めちゃめちゃ快適なので気持ち分かります。
単純に16:9コンテンツだと余白が出るだけだけなので問題なし。
16:9パネルだと余白なしで良いけど、16:9パネルだって、じゃあ21:9コンテンツはどうなるの??ってなって、まーーーキリが無いですからね...
あとやっぱり、個人的に10年間も待ち続けた物理8コアのCore i7搭載というのが大きい。
この物理8コアって、もうRYZENが達成してるんですが、RYZENには悪いけど、急に出てきたチップだから別に思い入れが無いんですよね。
8コアで感動出来るのはCore i7だからこそで、ここはCore i7の長い歴史がモノを言うわけです。
来年はさらに強烈な第12使徒...じゃない第12世代のCore i7が登場しますが、物理8コアあれば世代に関係なく大満足です。
それに、使うかどうかは別にしても、久々の外付けGPUですよ。
軽量なモバイルPCでは到底無理な、RTX3050Ti搭載というのも大きい。
もっと凄いRTX3060やRTX3070搭載機もラインナップされるんですが、まぁ、値段がお手頃なスーパーウルトラ機ってなると、RTX3050Ti搭載しかないよね。
しかもRTX3050Tiはシリーズの中では発熱も一番少ないはずだし。
パワーが多少違っても、発熱が優しいモデルの方が、寿命長くて良い気がする(これは完全に使い方によりますがね)。
こんな感じで、ROG Zephyrus M16は、日々欲しい熱が上がってます。
心配なのが、いつものように、一定期間が過ぎたら「やっぱりモバイルPCの方がいいや」になる現象にならないか??という事ですが、本機は、なんと、これだけのウルトラパワーなのに、驚くなかれ重量がたったの2.0Kgジャスト。
16インチのワイドサイズだから、いくら軽めでも、さすがにモバイルPCとは言いにくいけど...いざとなればモバイルもやれなくはないPCとして安心感絶大です。