2020年8月2日日曜日

カメラを本格的にROG PHONEに移行しましたが、EOS KISS Mの良さも考える!!

いよいよカメラを本格的にROG PHONEに移行してみました。

カメラ専用機では思いもつかない鬼のような高速CPUで大暴れするスマホ(スマートデバイス)ですが、キヤノンが持つ本当のカメラメーカーが積み重ねた知見を簡単に超えるのかどうか? スマホカメラへの本格移行はアリなのかどうか、本気でやってみました。


■ROG PHONEは圧倒的なプロセッサパワーだが!?

↑本格と言っても、災厄コロナ蔓延で世界が死んでいる最中なのでやっぱり撮影は近場、それも誰もいない時にっていう事になっちゃいます。

しかし、炎天下での撮影が可能となり、ともあれ悪条件下の1シーンでスマートデバイス VS カメラ専用機の真剣勝負が可能となりました。

まず、この写真ですが、ROG PHONEが備える「ポートレートモード」で撮影したのですが、絞りはなんとF/0.95です。

F/1.4でもなく、F/1.2でもない、信じられないF/0.95です。

杉下右京さんみたいに「はいーーーーー!?」ってなりますよね。

はい、絞り開放F/0.95が、スマホは撮れるのです!!


↑絞り開放F/0.95です!!

もう巨大なレンズは不要で、小さなセンサーでもF/0.95が可能です。

え、どういう事ってそういう事で、鬼のように強力なCPUの暴威、プロセッサパワーでぼけ味を画像処理でもって出しているわけです。

これが当初から恐れられていた能力で、「もう値段の高いレンズなんか最低限でよくて、強大な処理能力を持ったCPUが画像処理すればいいじゃん!」が現実のものとなっているんですね。

ただし、極端にパワーが必要な画像処理をするため、SnapDragon 845(2.96GHz)でも、まだまだで、1秒以上の処理時間が入ります。

連写とかはできないので、静物用の機能ではありますね。

ただ、この調子だと、遠くない将来に、小さいセンサー + 鬼プロセッサ画像処理で光学製品が追い落とされる気がします。


■炎天下で出る熱問題!!カメラ専用機は生き残れる?!

↑ROG PHONEは、カメラ専用機には到底搭載できないような、鬼のように強力な8コアCPU(2.96GHz)を搭載してるのですが、それが仇となって発熱の問題が出て来ますね。

炎天下で「無風」だと、太陽の直射日光ので熱せられる不利もあって、みるみる本体が加熱して来ます。

ポートレートモードのまま使い続けると、過熱でカメラシャットダウン(おそらく)もありました。

風が吹きつけるようになると、みるみる安定しますが、高速CPU搭載機だと、いかに冷却性能がシッカリしたROG PHONEとて厳しいのだなぁと。

寒い、暑いとか、そういう悪条件の時に安定した撮影が必要なら、EOS KISS Mなどカメラ専用機を同時に携行すべきでしょうね。

このあたりは画質とかスペック数字では全く分からない、カメラ専用機の長年の積み重ねが生きて来る所ですね。


■動き回る被写体はズバリ弱いっす...

↑これは、デジタルズーム(3倍!)で、動きまくる「くまん蜂」を追ってみました。

くまん蜂は、思ったよりも難しいです。

一つの花に2秒くらいしか滞在せず、しかも自由気ままに奥へ手前へ立体的に移動する上に、「じゃあ置きピン」と思うと、自由過ぎて来ないみたいな。

撮れなくはないが、AFがそもそも動体向きに設計されていないので、このあたりのノウハウはCPUが進化したくらいでは真似できないところなのかも。

動体を追うとなると、EOS KISS Mか、そもそもミラーレスじゃなくて一眼レフにしよっかな...というところ。

世界最小最軽量の一眼レフ「EOS KISS X7」だと、そもそもこれくらいで苦労した記憶がないので、無理しないで一眼レフ持って来ようかってなりますね。

ROG PHONE + 一眼レフで問題解決かな、みたいな。

まぁ日常撮りはもうROG PHONEあれば、カメラ専用機の出番はないかもって所まで来てますが、難しそうなシーンは本当に難しいのがスマホカメラで、まだまだ一眼レフは捨てられない気がする。

一番ヤベーのは、中途半端に電子化したミラーレスかも知れない...。