2021年3月28日日曜日

4Gドコモケータイ富士通arrows F-03Lのカメラ実力はシンプル高速に全振りで気持ち良い

家族から借りてすっかりぞっこん魅力にとりつかれてしまった、4Gドコモケータイの「富士通arrows F-03L」ですが、こうなったらカメラとしてどのくらいやれるか、ちょっと試したくなった!!

本当にシンプルで処理が速い!!

私はそろそろ本当に数えきれないくらい多数のモバイル・カメラに触れてきましたが、この富士通arrows F-03Lは、それらの中でもひときわユニークです。

設定が、ここまで割り切っていいのか?!とビビるくらいに割り切ってて、なんと設定出来る項目は画像サイズと写真かHDビデオ撮影かだけ!!

それだけ!!


↑3Gガラケーの富士通F-01Eは、カメラをかなり推していて設定も多数あったのですが...より進化したはずの4Gドコモケータイたる本機は何もありません!!

何の迷いも、引っ掛かりもなく、カメラボタンを押してカメラを起動したら撮影するだけ!!

そのシンプルさが奏功しているのか、処理速度もとても速くて驚く程です。

確かに、4Gドコモケータイで「よーし凝った写真を撮影するどーー」と力こぶを作る人は少ないと思われ、ここで変に凝っても、めんどくせぇと斬り捨てられてマイナスになってしまう。

中途半端に未練がましく設定項目を残すのはやめ、全て切って、真のシンプル高速に振り切った設計は的を射たものだと感心させられます。


ピント合わせも自動、シンプルな810万画素の1カメラ!!

本機のカメラは810万画素で、小さなセンサーに大きな無理をさせず、ファイルも小さいというジャストなサイズ。

そのせいでひたすら高速。

AFも人が行う必要もなく、常時、AFを合わせ続けているコンティニアス方式オンリー!!(キヤノンで言うとAIサーボオンリー)。


追記: 通話ボタンが任意AF発動ボタンとして機能します! 任意でAF発動も可能でした!!すみません!!


↑まずは照明なしの薄暗い室内テーブルで、愛用のカメラ、キヤノンPowerShot G5Xを撮ってみました。

ピント合わせがコンティニアスだけなので、フワッとピントが合焦するまでカメラ(富士通arrows F-03L)を構えて待つ感じ。

シャッターを切ると、瞬間スパっと写ります。

機能的には物足りないはずなのですが、そこだ!!

なにだ!!

ハードウェアのシャッターボタン(決定キー)をぐっと押し込むのが気持ちよくて、ちゃんとカメラで撮影してる気になれます。


↑自宅のスイセンを撮影してみました。

ピントが合焦する位置を自分で指定できないので、花が沢山並ぶシーンは、ピント合わせがちょっと意図から外れる時もあるんですが概ね大丈夫。

ハードウェアキーを押し込むと、間髪入れずに「かしゃっ」とスピーカーから疑似シャッター音が出てタイムラグ無しで撮影出来るのは大きい。

ここら辺は高性能なスマホなら当たり前の感覚ですが、このボディ形状は手に3Gガラケーの記憶として残っているため(処理が遅いやつ)、ことさら高速の感動が強く胸に打ち上がってきます。

軽いようにこしらえて、ちゃんと軽いこのカメラ、あなどれねぇ。


↑解像度は810万画素なりですが、何よりも大きいのは、色がまともで綺麗という事です。

ここで、変な癖が発現してしまうと厳しいのですが、しゃんとしているはベリーナイス、安心、高い好感度。


二つ折りケータイなので折り曲げて手に合わせられるメリット

↑本機は二つ折りケータイの強みで、モニタを折り曲げて軽くアングルを変えられるのもいざという時に役に立つ感じ。

愛車のアイも撮影してみました。

このカメラは手振れ補正が全く搭載されていない事が明言されているので、どんな時でも手堅くホールドしたい。

本体が折れるため、手に合わせておきやすいのは心強い。

また、逆光気味でも綺麗に撮れるなぁ。

アイのアッシュグレーメタリックのボディ質感もうまく出してくれています。

画質面で心配する必要なく、さくさく撮っていける印象です。


撮った写真の利用はお手のもの

↑本機は、ナリが3Gガラケーのそれと酷似しているため、非力という印象がありますでしょうが、処理を絞り込んでいる事もあって快速と言って良いと思います。

スペックも、数字を公開するにも至らないくらい投げやりだった3Gガラケーと比較すると、相当なパワーアップ。

処理の要であるSoCには、エントリーグレードとは言えども「SnapDragon 210 (MSM8909)」が搭載され、CPU部分は4コアを備え、クロックも1.10GHzとこの軽量なシステムとしては十分な処理能力を持っています。

という事で、撮影した写真を送信したり壁紙にしたり、そういう後の処理も快速です。


↑スイセンを壁紙にしたり、メールに添付して送信したりはお手の物。

モバイル通信も、さすがドコモの本回線を使うだけあって立ち上がりも通信速度も申し分のないスピードです。

ただ、この4Gケータイという機材の性質上、スマホのように大量にデータ処理、データ通信するようには設計しておらず、サービス機能的な捉え方をしておけば角も立つまいというところ。

ちなみに、私の家はすべてのケータイ(スマホ)がドコモのギガライト2というデータ通信プランを契約しているのですが、4Gドコモケータイはそもそもスマホよりも消費する通信料が少ないため、使いきれないくらい十分かと思われます。

購入してからのモバイルデータ通信料を調べてみたら、まだたったの56MBでした。

ギガが足りないどころか、メガが余っている状態。

ただこのギガライト2は最終的な生命線になるため、のりのりで消費して良いものではありません。

これからもバランスを見ながら使っていければと思います。