有線は「慣らし」があと100時間くらい欲しい
まず、有線の方から話をさせてください。
有線搭載は、Xperiaの「for Music Lovers」としての矜持を感じる快挙ですが、これを語るのはあと100時間くらい慣らし運転(エイジング)をしてからが良いのかなというところ。
今のところ名機「ソニーXBA-N3」と、低価格なのに有線美を味わえる優れたバランス「ソニーMDR-EX155」の2本を中心に慣らしており、既に音楽プレイヤーとしての高い実力を見てとっています。
しかしながら、先に完熟している「Xperia 10 II」を基準とすると、まだより高性能のはずの本機の潜在能力的に納得行ってない部分があり、慣らし足りないという所。
ソニーのワイヤレス・ハイレゾ・イヤホンで本領発揮!!
次は無線、ワイヤレスですが、こちらは有線と異なり、イヤホン本体が完熟していれば良いためいきなりフルスロットルです。
ソニーのワイヤレス・ハイレゾ・イヤホンの「WF-1000XM4」を使わしてもらって音楽を聴いていますが、文句なしです。
音色がとても澄んでおり、それでいながらグイグイとリスナーに迫りくるWF-1000XM4の実力が遺憾なく発揮されています。
↑Xperia 1 IIを音楽プレイヤーとして活躍してもらう時は、今朝においては、この図のようになっています。
Amazon Musicを直接受けて、ワイヤレスのハイレゾ伝送で音楽を耳まで届けてもらうという流れ。
↑音質は、文句なし。
構造上の話だけでなく、ソニー製品同士の噛み合わせもさすがに盤石で、音楽として割りと重要になって来る「心理的な納得感」もハナから爆アリなのも大きい。
それと、音質は勿論素晴らしいのですが、あの処理が重たいAmazon Musicアプリが、さすがXperia 1 IIの処理能力だよなーーーと言うべきか、綿毛のように軽くてビュンビュンに速いのも本当に心が温まるシーンです。
ワイヤレス関連はそれ自体が本体のパワーをいくばくか食ってしまうので、音楽の盟主ソニーが手掛け、しかも極めて高い処理能力を持つ二重奏のXperia 1 IIは、スマートフォーンの身でありながら、ワイヤレス音楽プレイヤーの申し子と呼んでもよかろうと思われます。
↑最近、ブログでツイッターで、矢継ぎ早にXperia 1 IIがカメラ専用機としていかに立派か!!という事を言いまくってる私ですが、音楽プレイヤーとしても高い適正を持つXperia 1 IIは、正直、実力が盛り盛り過ぎて、ビックリし過ぎてまだ脳が追いついていかない部分が多い。
音楽プレイヤーとしての「壁」ウォークマンA100と比べるとどうか
Xperia 1 IIは、間違いなくスマートフォーンを音楽プレイヤーとして運用する際の、最高峰グループ入りは確定です。
個人的には、心理的にも実力的にも、必ずXperiaにしたいと願う部分でもあります。
では、ここで、Xperiaの前に立ちはだかる圧倒的な高い壁「ウォークマンA100」と比べるとどうか?という話になって行きます。
まず、理論的にですが、ワイヤレスイヤホンは、音楽プレイヤーの違いが反映されるのか問題があります。
有線なら違いが爆発的に出るのですが、無線は、本体からデータをBluetoothで飛ばしているだけであり、全てはイヤホン本体の能力だけでしょ?!
誰もがそう思うと思いますし、理論的にはそうなんです。
↑現実的に、Xperia 1 IIは優れているし、むしろ、本体の処理能力が比較の対象にならないくらい高性能なXperia 1 IIの方が、ウォークマンA100に勝るのではないかとさえ思えます。
ただ私も、どういう理屈なのか全く理解できないんですが、イヤホン本体だけの問題になるはずの、ワイヤレスなんですが、ウォークマンA100の方が個人的には優れています。
出力はXperia 1 IIの方が高いので、音をどんどん高くして行けるのですが、わざと大げさに言うと「がなり立てる」ようになり頭に響いてうるさい。
もちろん、ウォークマンA100と比べればというだけで、スマートフォーンとして圧倒的に優秀なので大安心です。
ウォークマンA100は、異次元の存在です。
出力を高くして行くと、がなるとかうるさいというのとは無縁で、どんどん音がリニアに力強さを増して行くのです。
ボリュームを上げるという行為の意味がまるで異なる世界なんです。
私の耳は人様よりもかなり神経質な所があり、ずっと耳に合う音楽プレイヤーがなくて悩んでいました。
スマートフォーンではXperiaが最適解ですが、それすらも超える存在があり、ウォークマンA100は確実に次元が違います。
ウォークマンは存在自体が世界最高峰だけあり、その中でもさらにもっと優れたモデルが存在するのですが、個人的には1年近くをかけて、数百時間、千時間レベルで完熟させたウォークマンA100は唯一無二の存在となっています。
ただ搭載SoCが弱いので、Amazon Musicアプリが重たくて泣きそうになる時がありますが...驚異の奇跡の手乗りandroidマシンで超高音質という美点の前にはしゃあないか。
あれあれ、なんだ、ウォークマンA100絶賛の記事になっとるやんけ!!と思われるでしょうが、Xperia 1 IIは、そのウォークマンA100と比べる価値があるプレイヤーとなっており、これは最大級の絶賛という事なんです。
Xperiaでなければ、ウォークマンA100と比べる事などしないです。