Xperia Ace IIということで、Xperia 1桁ブランドからは外れるのですが、Xperiaのオシャレで良いものイメージをそのまま格安スマホにぶっこんで来るインパクトはあなどれない。
そして、これがなかなか良いものなのです!!
ASUS ZenFone Max Pro M2の後継機?!
私の好きなASUSですが、儲からないという理由で格安スマホもミドルレンジスマホもやめてしまいました。
しかし、ミドルレンジはXperia 10シリーズが投入されてもう大安心。
最期の不安だった格安レンジですが、このほど、Xperia Ace IIの投入で大丈夫になりました。
ありがとうソニー!!ASUSカンバーーーック!!
さて、このXeria Ace IIですが、とにかくゲーム機も買えないくらい安い値段(2万円ちょい)なのに中身がおいしくプリプリに詰まっています。
↑まず、爽やかでオシャレなXperia 1桁シリーズのデザインが踏襲されています。
最近のスマホは、特にカメラ周りを過度に強調したせいで怖さが出てしまったモデルばかりなので、Xperia流のシンプルで美しくブラックアウトされた1ライン配列のカメラデザインを踏襲したのはファインプレイ。
デザインのバリエーションの幅が狭い「板1枚式」デザインの中で、ソニーはついにすぐみて分かる「Xperiaデザイン」を完成させたわけで、このまま歴史を積み重ねて行けたら幸せな事だと思う。
↑Xperia 10シリーズで確立された、スリムで持ちやすいフォルムも継承。
液晶モニタの形状がカメラ部分を迂回したよくある異形タイプですが、これはコストを考えると仕方のないところ。
SoCはSnapDragonではない、メディアテックの8コアCPU搭載品ですが、サクサクビュンビュンとは行かないかも知れないけれど、ちゃんと処理がこなせるのは間違いないので、これは良いものじゃないか、というところ。
↑バッテリーは4500mAhと大容量の上に、Xperiaがアピールする「いたわり充電(3年経過しても劣化が少ない)」を継承。
格安スマホだからすぐに買い替えろ臭プンプンさせて来たら空気がおかしくなるけど、長く使っても劣化しにくい部分を推して来るのは素晴らしいです。
↑とてつもなく大きいのが、ちゃんとした防水と防塵構造ということ!!
ソニーは昔から防水構造にこだわっているのですが、格安スマホだからと非搭載にしなかったのは激賞モノです。
ASUSは、結局、格安にもミドルレンジにも防水構造は搭載できないまま終わってしまった(クラス撤退)ので、ソニーは、ASUSの後継者というだけでなく、さらなるクオリティアップを果たして嬉しい限り。
↑さらにサウンドですが、3.5mmオーディオジャック搭載!!
本体はハイレゾ対応とかは無いし、特にサウンド機能が優れているアピールはしてないですが、ソニーなのでノー・アピールの状態でも安心出来るでしょうね。
3.5mmオーディオジャックがあるだけで、問答無用で、MDR-EX155、MDR-EX650AP、さらに高級イヤホンのXBA-N1やXBA-N3もそのまま接続出来るわけで、途轍もなく大きなアドバンテージです。
システムもandroid 11ですから、Amazon Music HDもやれますからね。
ハイレゾは生かせないけど、綺麗に聴けるのは間違いない。
Xperia Ace IIは買いなのか
考えるまでもなく買いです。
ソニーも言っていますが、このXperia Ace IIの目的は、急な3Gガラケーからの乗り換えとか、「ものを買う」部分のハードルを一気に下げるのが目的なので、ここで値段の上がるミドルレンジスマホのスペックと比較してあーだこーだ言うのは筋違い。
値段は安いが安物ではなく、大容量バッテリ、防水、3.5mmオーディオジャックなど、逆に値段が高い機種でも積んでいないクオリティアップを果たしているのも見逃せない。
とは言え、コストが厳しいのも事実なので、素材やモニタの性能など切り詰めた部分はあるにしても、この機種が存在しているだけでかなりの人が助かるかと思うと注目したい。
あと、3Gガラケーは必ずやめないといけないものなので(停波される)、安くて良いスマホのラインナップが強化されるのは、もろ手を挙げて歓迎すべきだと思います。
ただ一つXperiaに言いたいのは、ASUSのように最初からSIMフリーで販売して欲しい。
Xperiaのシェアどうこう言われるけど、キャリア契約しないと買えない機種ばっかりなので、そりゃあ買いたくとも買えないわな。