2021年4月27日火曜日

固定電話と新聞は廃止できるのか?

当たり前のように家と紐づき、もはや「家」そのものとさえ言える固定電話。

そして、偉い人との会話でニュースソースとして意外と弱いネットに代る重要な新聞。

それらを果たして廃止出来るのか?今回はそれを考えてみたいです。

が、結論から先に言うと、どちらも廃止できないです。

今回の記事はなぜ廃止できないのか?という点についてです。


新聞を廃止した時のデメリット

実は新聞の場合は、ただ購読してりゃあ良いわけではなく、どこの新聞を購読しているか?というのが致命的に重要で、あまり尖った新聞を購読していると逆に大マイナスという事もあるため、このハードルをクリアしているだけで相当大きい武器になる事があります。

うちは、ジャイアンツに対しても厳しい姿勢の中立性に感動して以来、ずっと読売新聞を続けておりますが、現在のところ、やや技術系の記事には弱めの傾向はあれども、偏向や扇動の傾向もなく選択肢としてベストに近いと思われます。

新聞のアドバンテージは、記者が足で稼いで裏取りした記事だから有料である点で、たとえば、新聞をソースにした話がガセネタだった時は、責任を新聞がもってくれる超絶なものです。

偉い人との会話などでは、この性質から、新聞をソースとした会話が出来ないとハードルが結構高い事になります。

さらに、自分の情報分析力が格段に高まります。

最近のネットの「ニュース情報」は非常に質が落ちているため、鵜呑みにするのはもはや不可能です。

個人が出来る最大の防衛が新聞です。

新聞とネットを突き合わせし、情報の報道内容に乖離がある時はもちろん、報道タイミングの差で、情報の性格をある程度つかめるので、身の助けになるのです。

一歩引いた位置から冷静に分析するチャンスが増えるため、新聞はネットの有料プレミアムオプションと考えると、よろしかろうと考えられます。

あと、これは超越アドバンテージなんですが、「新聞紙」が毎日得られるという事があります。

新聞紙が家に無いと、掃除とか梱包とかの時に、猛烈なストレスになる。

固定電話を廃止した時のデメリット

ネット見ても「最近は携帯電話なのだから、固定電話はお金の無駄!解約解約!!」という筋立てが多いです。

それは一見識ではあるものの、固定電話は「家」と紐づいているという、携帯電話には無い特性があるのを忘れるとアウトです。


固定電話は、新聞もそうなのですが、契約出来ている事そのものに「簡単にはトンズラしない人」的な価値があるのが大きいのです。


契約書類のほぼ全ては、携帯電話の番号を書かなくとも良いが、固定電話は書かないと許さないようにできてたりしますね。

あれで察する事が可能です...

知らずに受ける恩恵というのは世の中ものすごく多くあって、固定電話と新聞はこの類。

もはや国に納める税金くらいの感覚で維持するのがよろしかろうと思います。


フレッツ光クロスがひかり電話対応してないのが高い壁

とはいえ、たとえば10Gbpsネットワークのフレッツ光クロスだと、光ファイバー接続の固定電話「ひかり電話」が使えないので、すぐに使いたい時は固定電話廃止(休止)となります。

もう一回線の固定回線を引けば良いのですが...え!?今から!?ってなりますよね。

固定電話については、いずれ5G/6Gが普及した時に、大きなうねりとして「固定回線廃止論争」が巻き起こるのは確実なので、その時に備えて課題として今後も考えて行きたいと思います。