やはり、とある女性から「カメラ(専用機特有のでかいレンズとごついボディ)が怖いからスマホにして」と言われたのが大きく、好き嫌いならともかく怖いと感じるものを使い続けるわけにはいかない、という切実な悩みが出ています。
いざとなれば、専用機の中にあっても、キヤノンPowerShot G9X Mark2であれば、何とかいけそうな感じですが、今後の事を考えてスマートデバイスのカメラに本格移行を検討してます。
カメラ専用機として使用できるかどうか??
Xperia 10 IIをカメラ専用機のつもりで持ち歩いてみましたが、どうだったか。
確かに、個人的にラストスタンディングカメラと個人的に決めた「PowerShot G9X Mark2」には及ばないものの、巨大化しているスマホの中にあっては良心的なほどに小さく軽いため、ストラップホール付きのソフトケースにさえ入れていれば、形状的な問題、ホールド性には大きな問題もなさそう。
気になったのが、実際には3つの焦点距離の単焦点レンズなのに、ビデオカメラみたいにシームレスに倍率が変化してしまうこと。
デジタルズームは画質が劣化するため光学のみで使いたいのですが、変な親切ズームのせいでそれが面倒になってて泣ける。
桜を撮影しましたが、画質は十分に立派
↑少し離れた位置の桜をデジタルズームで撮影。
Xperia 10 IIは、有機ELの21:9モニタが極上に美しいため、デジタルズームも美しく見えてしまうのが玉に瑕。
デジタルズームは輪郭が太くなってしまうため、デジタル拡大なのがもろに分かってしまう使いどころ難しい。
↑コロナ禍における感染対策で、早朝の人のいない時間に外を歩き見つけた桜を撮影して来ました。
上を見たらきりがないけど、画質は、個人的には、大いに満足です。
キヤノン派としては、色の感じがなかなか違うけれど、ソニーらしくすっきりしててこれはこれで良いかも。
↑画質は立派で文句なしです。
ただ、処理速度がやや牧歌的で、シャッター切った後のレスポンスはあまりこだわっていない印象。
特にハイエンド機のように、リアルタイムでHDR処理がかかるという事はなく、HDRかかるモードに切り替えると、何秒かの処理時間が入ってしまうため注意が必要です。
明暗差が大きなシーンだとHDRに処理時間かかるタイプは急な撮影に対応できないため、カメラマンが使い方を前もって慣れておかないといけないかも。
全体的に、メインカメラとして使う事は可能ですが、納品義務がある場合や、誰かに依頼された写真は、PowerShot G9X Mark2をもって行きたいところ。
完全にカメラ専用機を封印して、Xperai 10 IIのみを使えるかというと、ソニーもそこまで不退転の決意で開発しているのではない、と伝わるので、カメラマンとしても決して甘くはみないが、ソニーの覚悟のなさを差し引くという緩い付き合い方にはなりますね。
4Kのビデオ撮影もしたのですが、これは次回に語らせて頂きたいと思います。